やりたいこと
データベースの使えないさくらのレンタルサーバの最安プラン(131円/月)で、外部(別で借りてるさくらVPS、585円/月)のデータベースを使いWordPressを使えるようにする。
前提条件
###さくらVPS側
- SentOS7
- Apache/2.4.6
- MariaDB
「ネコでもわかる!さくらのVPS講座」を読みながらたどたどしく構築したWeb環境
https://knowledge.sakura.ad.jp/8218/
###さくらレンタルサーバ ライト(以下、さくらライト)側
- レンタルサーバライトに本登録してFTPで接続できるようにしておく
さくらVPS MariaDBでの作業
ログイン
# mysql -u root -p
外部接続用のユーザーをMariaDBに作成
IPはさくらライトのもの。コントロールパネル>サーバ情報の表示の、【IPアドレス】の箇所。
ここでは仮に下記のようにする。
- ユーザ名 : exuser
- 接続元IP : xxx.xxx.xxx.xxx
- パスワード : pass
CREATE USER 'exuser'@'xxx.xxx.xxx.xxx' IDENTIFIED BY 'pass';
ユーザに権限を付与
GRANT ALL ON *.* TO 'exuser'@'xxx.xxx.xxx.xxx';
ユーザが追加されたことを確認
SELECT User,Host FROM mysql.user;
DBから抜ける
exit
##SentOSでの作業
###DB用ポート3306を開放
firewall-cmd --zone=public --add-port=3306/tcp --permanent
###ファイアウォールのリロード
firewall-cmd --reload
###追加を確認
firewall-cmd --list-ports
ここまでが、一度だけ必要な設定。
これ以下はWordPress設置するごとに必要な作業。
#データベースを用意する
WordPress用のデータベースを作成する。下図はphpMyAdminの場合。
#WordPressに関する作業
###WordPressをダウンロード
https://ja.wordpress.org/download/
###WordPressをアップロード
FTPかFTPSでサーバにアクセス、解凍したファイルをそのままアップする。
下図ではwwwの下にドメインごとのフォルダを作成してある。
###データベース情報を記入する
- データベース名 : さっき作ったデータベースの名前
- ユーザー名 : さっき作った外部接続用に作ったユーザー名
- パスワード : さっき作った外部接続用ユーザーのパスワード
- データベースのホスト名 : VPSのIPアドレス
つまづいたところ
ライトプランはSFTPが使えないの知らなくて「つながらないー><」を30分くらいやってた。ちゃんと書いてあるので読もう。
なぜVPSにまとめなかったのか
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VPSの512MB プランは5ゾーンまでしか使えないのでマルチドメインしてたらゾーンが足りなくなった。追加(+10ゾーン 1,000円/月)や上位プラン4G3,200円/月もあるができるだけ安くどうにかしたかった。
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VPSはJavaの勉強のためだけに借りたので、それ以外は普通のレンタルサーバで十分だしそっちのほうが安い。
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さくらレンタルサーバの一番安いプラン131円/月借りた。ドメイン20個まで使える。メールサーバも自分で管理しなくていい楽だ。しかしデータベースが使えない。
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データベースはVPSに置いたの使えばいいのでは
からの今回の施策。無事 月額585円+131円でドメインいっぱい設定できるようになってよかった。