#はじめに
この記事は、BLEをこれから勉強する・利用する人のためにまとめたものです。
本記事では少しBLEの歴史などを見ながら、BLEの概観をキャッチアップできる情報をお届けできたらと思っています。
#BLE(Bluetooth Low Energy)のちょっとした歴史
Bluetooth Smart was originally introduced under the name Wibree by Nokia in 2006.[2] It was merged into the main Bluetooth standard in 2010 with the adoption of the Bluetooth Core Specification Version 4.0.
参考:wiki
もともとはNokiaで生まれたWibreeという無線通信技術として紹介されたそうです。
2010年に上記の技術を標準として取り込んだものがBleutoth4.0と呼ばれています。
#Bluetooth Low Energy != Blutooth4.0
あくまでBlutooth Low EnergyはBluetooth4.0を構成する一つの技術です。
これについては、以下の記事に詳細に記述されています。
まず明らかにしておきたいのは、「Bluetooth Low Energy(LE)」と「Bluetooth 4.0」という用語の定義は同じではない、ということです。「Bluetooth LE」は Bluetooth 4.0 で新たに追加された新しい通信方式ですが、「Bluetooth 4.0」は以前の Bluetooth バージョンの仕様全て(2.1 で追加された高速モードの EDR や、3.0 で追加された超高速モード HS も)を含んでいいます。つまり「Blueotooth X.X」という表記はプロトコル仕様であってハードウェア仕様を示すものではなく、ハードウェア拡張仕様についてはバージョンの後につく「EDR」とか「HS」とか「LE」によって示されるのです参考：Bluetoothのはなし@サイレックス
#デバイスがBLEに対応しているかどうかを見極めるには？
「Bluetooth Smart」というブランド名が付いたデバイスは利用可能です。
Bluetooth Smartはブランド名であり、Bluetooth Low Energy（Bluetooth LE）が省電力通信を行う規格名である」参考：Bluetooth SMART
##(※1)Bluetooth Smart Ready productsとは
These phones, tablets, PCs, or TVs can connect with both traditional Bluetooth products and super energy-efficient Bluetooth Smart sensors
ざっくりいうと、スマホなどBLEを受け取れるデバイスのこと。
##(※2)Bluetooth Smart productsとは
The next generation of super energy-efficient Bluetooth products that send information to Bluetooth Smart Ready products.
ざっくりいうと、スマホなどのBluetooth Smart Readyプロダクトに対して、信号を送れるもの。
※1、※2の詳細については次のURLで確認してみて下さい：Bluetooth-Smart Devices-List
##もっとつっこんだ技術仕様について
こちらの記事にまとめられているため、そちらを参照していただけるとより技術的な理解を深めることができます。
#iBeaconとは
iBeaconとは、iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで、いま注目を集めているBluetooth Low Energy（BLE）を使った新技術です。ネットから店舗への誘導などに使える、新しいO2Oの切り札としてマーケッターの期待を集めています。
iBeaconは、発信側のビーコン端末とビーコン端末からの受信に対応したiPhoneアプリの2つの組み合わせによって、初めて成り立ちます。ただし、端末が飛ばすのは識別に必要な数字のみで、画像や音声などのデータが送信されるわけではないのが注意点です。
参考:iBeaconとは？
##iBeaconの応用例
2014年12月21日現在、以下のようなことに使われています。
O2Oつまり、ネット上（オンライン）から、ネット外の実地（オフライン）での行動へと促す施策のことや、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策へのキーデバイスになりつつあります。
応用例は次の通りです。
#おわりに
今回は、BLEの概観に関する情報をメインに掲載しました。
また、もっと深く知りたいと思われる方に参考になるURLを掲載しています。
最後に、本記事がBLE開発のはじめの一歩に役立てられれば幸いだと思っています。