基本的に下記記事と同じです。いえ、むしろ何も変わりませんので悪しからず。
https://qiita.com/n0bisuke/items/686c1717a894713fdd06
環境
- Windows 11 Pro
- WSL2
- Ubuntu 22.04
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=22.04
DISTRIB_CODENAME=jammy
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04.2 LTS"
sdkman のインストール
zip と sdkman をインストールします。
sdkman は SDK マネージャーです。特に JDK 管理に使われるようです。
まずは zip です。
$ sudo apt install zip
...
...
Processing triggers for man-db (2.10.2-1) ...
次に sdkman です。公式の手順通りです。
$ curl -s "https://get.sdkman.io" | bash
...
Enjoy!!!
最後に Enjoy!!!
って言われるとちょっと元気出ますね。
ちなみにコマンド実行結果の冒頭に sdkman のアスキーアートが表示されます。お楽しみに。
初期化スクリプトの読み込み
$ source "$HOME/.sdkman/bin/sdkman-init.sh"
バージョン確認
$ sdk version
SDKMAN!
script: 5.18.2
native: 0.4.6
これで OK です。
Kotlin のインストール
sdkman を使ってインストールします。
$ sdk install kotlin
Downloading: kotlin 2.0.0
In progress...
##################################################################################################################################################### 100.0%
Installing: kotlin 2.0.0
Done installing!
Setting kotlin 2.0.0 as default.
Java をインストールします。
第三引数にバージョンを指定できます。指定しなかった場合、最新の安定バージョンがインストールされます。
$ sdk install java
Downloading: java 21.0.3-tem
In progress...
##################################################################################################################################################### 100.0%
Repackaging Java 21.0.3-tem...
Done repackaging...
Installing: java 21.0.3-tem
Done installing!
Setting java 21.0.3-tem as default.
バージョンを確認します。
$ kotlin -version
Kotlin version 2.0.0-release-341 (JRE 21.0.3+9-LTS)
$ java -version
openjdk version "21.0.3" 2024-04-16 LTS
OpenJDK Runtime Environment Temurin-21.0.3+9 (build 21.0.3+9-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-21.0.3+9 (build 21.0.3+9-LTS, mixed mode, sharing)
インストール完了です。
Hello, World!する
私はリッチー&カーニハンのプログラミング言語Cから入ったので Hello, World!
です。
Kotlin ファイルの拡張子は .kt
です。hello.kt を作成します。
fun main(args: Array<String>) {
println("Hello, World!")
}
ソースをコンパイルします。少し時間がかかります。コンパイラのクラスをロードするのに時間がかかるそうです。オプションの意味は公式に詳しいです。
$ kotlinc hello.kt -include-runtime -d hello.jar
-include-runtime
は .jar
ファイルに Kotlin のランタイムライブラリを含めることを意味します。
-d
はクラスファイルを出力するディレクトリを意味します。
実行します。
$ kotlin hello.jar
Hello, World!
なお、Tips として、Kotlin scripting を使えば、コンパイル→実行という2コマンドを経ず、1コマンドで実行できます。
println("Hello, World!")
$ kotlinc -script hello.kts
Hello, World!
最後に無理矢理元記事との差別化を図ったのでした。終了。