AngularでのCropper.jsの使い方とハマりポイント

Webアプリを作る際に、画像をトリミングして、サーバーに送信したい時があると思います。こんな時にトリミングをするUIと、トリミング機能を提供してくれるのがCropper.jsです。
とても簡単なライブラリなのですが、Angularで使用する際少しハマったので記録を残しておきます。
#Cropperとは
Cropperはトリミングライブラリで、jQuery用と素のJavaScript用があります。

• jquery-cropper
  • jQuery用
• Cropper.js
  • 素のJavaScript用

今回はAngularで使いたいので、Cropper.jsを使います。

#使い方
##インストール

npm install --save cropperjs

##jsとcssの読み込み
公式サイトには

test.html

<link  href="/path/to/cropper.css" rel="stylesheet">
<script src="/path/to/cropper.js"></script>

と書いてありますが、Angularなのでstyleファイルとcomponentファイルで下記のようimportします。

style.scss

@import "~cropperjs/dist/cropper.css";

test-cropper.component.ts

import Cropper from 'cropperjs';

##HTMLとComponent

test-cropper.html

  <p><img #img alt="トリミング画像" id="trimed_image" [src]="preview" (load)="imageLoaded($event)"/></p>

test-cropper.component.ts

import Cropper from 'cropperjs';

export class TestCropperComponent{

  const preview = 'https://....'

  imageLoaded(ev: Event) {
    logger().log('imageLoaded');

    let croppable = false;

    if (this.cropper) {
      this.cropper.destroy();
    }

    const image = ev.target as HTMLImageElement;

    this.cropper = new Cropper(image, {
      aspectRatio: 1,
      viewMode: 1,
      ready: function () {
        logger().log('ready');
        croppable = true;
      },
    });
  }
}

ここでのポイントは、new Cropper()を、画像のload後に行うことです。ngOnInitやngAfterViewInitの中で呼んでも動きません（ここでだいぶハマりました）

##表示
こんな感じで表示されます。青枠を自由に動かしたり、サイズを変えたりできます。

私の個人開発している性格診断おまとめSNS、Sottyでは、プロフィール画像を登録する際に下記のように使用しています。

##終わりに
トリミングウインドウのアスペクト比を変えたり、画像を回転させたりと、他にも色々な機能があるみたいなので、お試しください。