参考にしたドキュメント
マイグレーション注意事項
There are two versions of jQuery Migrate: 1.x and 3.x (there is no Migrate 2.x). Only one version should be used at a time, but you may need to use both in succession if upgrading from a jQuery version that predates jQuery 1.9.
ドキュメントに書かれている通り、jQuery Migrate には 1.x と 3.x の2つのバージョンがある。Migrate 2.x は存在しない。一度に使用すべきバージョンは1つだけで、両方のバージョンを連続して(順番に)使用する必要がある。
なのでjQuery 1.4.4 から3.xへマイグレートは以下の3段階(ステップ)になる。
jQuery マイグレーションのステップ
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jQuery 1.4.4 (現在の状態)
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【ステップ 1】 jQuery 2.2.4 + Migrate 1.x プラグイン適用
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jQuery 2.2.4(1.x 系の最終版) とjQuery Migrate 1.xプラグインを適用 - この状態で、Migrate 1.x がコンソールに出力する警告を見ながらコードを修正
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【ステップ 2】 jQuery 3.x + Migrate 3.x プラグインを交換
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jQuery 3.x(最新版) とjQuery Migrate 3.xプラグインを適用 - この状態で、Migrate 3.x が出力するコンソールの警告を見ながら、残りのコードを修正
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【ステップ 3】 Migrate プラグインの削除
- すべての警告が解消され、機能が正常に動作することを確認したら、Migrate プラグインを削除
- 削除する理由:migrate.min.js は廃止されたメソッドを復活させ(翻訳し)、エラーが出ないように防いでくれる。マイグレーション作業中にサイトが停止しないようにするための一時的な翻訳機に過ぎない。マイグレートファイル自体を削除して、jQuery 3.x 本体と直接やり取りできるようにする必要がある。
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- jQuery 3.x (マイグレーション完了)
Development(開発版) vs. Production versions(本番版、min)
どのPluginをダウンロードするかは「使う人」と「目的」により違う。
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開発版 (
.js):- 使う人: 開発者
- 目的: 修正すべき古いコードを見つけるため。
- 動作: コンソールに警告を出す。ファイルは重いが、デバッグに便利。
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本番版 (
.min.js):- 使う人: 一般ユーザー(サイト訪問者)
- 目的: サイトを速く動かすため。
- 動作: 警告を出さない。ファイルを圧縮して小さく(軽く)してある。
本番版はコンソールの警告を生成しない。開発やデバッグで本番版は使用しない方がいい。