2025 年 8 月に GitHub Advanced Security 認定試験 GH-500 を受けて合格したのでその内容を共有します。以下 GitHub Advanced Security は GHAS と省略しています。
試験前
GitHub Certifications とは
GitHub Certifications を取得すると、GitHub のテクノロジとワークフローに関する専門知識を示すことができます。 GitHub Certification を取得すると、特定の GitHub 分野におけるスキルを示すことで、雇用市場での競争力を高めることができます。
GitHub Advanced Security の認定を得ると、自分の知識をアピールできます。
- 脆弱性の識別
- ワークフローのセキュリティ
- セキュリティの実装
という Pearson VUE を通して提供されている認定資格です。試験はこれまで英語のみでしたが 最近日本語にも対応して 受けやすくなりました。
動機
これまで Dependabot は使っていましたが、コードスキャンやシークレットスキャンも使う機会が増えてきたので一度体系的に学び直して試験を受けようと思いました。
試験勉強
以下を中心にトータル 50-100 時間ほど勉強しました。いずれも無料です。
- Microsoft Learn
- ブログ
- GitHub Advanced Securityに合格しました（受験レポとポイント解説） がとても良くまとまっていました
- 実際の GitHub の設定
- GHAS が有効なリポジトリの実際の設定を見て理解を深めました
- 問題集
- https://ghcertified.com/ja/practice_tests/ 有志による神サイトで、最近日本語化対応しました
- 間違った問題を中心に調べ学習をしました
試験申し込み
ある程度準備が出来たら試験日を予約します。以下から計画を立てます。
試験会場は以下「ピアソンVUE：テストセンターリスト」から選べました。
試験当日
試験会場
- 運転免許証の提示が求められました
- サイフやケータイも含めてすべて持ち込み禁止で、試験完了まで付属の無料ロッカーに預けることになりました
- 予約よりも早く到着した場合は試験の繰り上げができるので、結果的に待ち時間はありませんでした
試験
- 100 分で 75 問の選択式で 700 点以上で合格です
- 難しいと感じた問題はなかったものの、複数選択問題は自信を持って回答できませんでした
- 印象に残っている問題
- Dependabot
- 無料で受けられるサービスは何か
- Dependency グラフと Dependabot アラート
- コードスキャン
- 高度なスキャンの設定
- CodeQL パックとクエリスイート
- 外部 CI システムで CodeQL をする場合
- シークレットスキャン
- カスタムパターン
- 優先順位
- シークレットが見つかった後の手順
- プッシュ保護
- その他
- 最小権限ロール
- Dependency Review とは
- Dependabot
試験後
合格発表
試験後すぐに画面に点数と結果が表示されました。スコアは 840 点で合格 でした(合格点は 700 点)。またしばらくしたら Microsoft から合格証明書のメールが送られてきました。FAQ によると 2025/7/1 以降は Credly 用のデジタルバッジが発行されなくなった代わりに Microsoft Lean から 認定資格の表示、使用、共有 が出来るようでした。
GitHub Certifications previously used Credly to issue digital badges. Starting July 1, 2025, GitHub will no longer issue new badges through Credly. However, if you earned a certification before that date, your existing badge will still be available and valid in your Credly account.
まとめ
最近コードスキャンやシークレットスキャンに触れる機会が増えてきたので、GHAS を体系的に学び直す良い機会になりました。GHAS 以外の認定試験については以下に共有しています。