はじめに
今回はDX Suite (New UI)と、国産RPAでおなじみのWinActorを組み合わせた業務効率化のお話です!
「API連携」という方法でDX Suite (New UI)とWinActorを組み合わせて、
WinActor実行ボタンをポチッ!⇒ 読取結果CSV出力完了!
までできるRPAを実行してみます!
「うちではもうRPAと組み合わせてDX Suite を使ってるから関係ないか…」
と思ったそこのあなた!待ってください!
その処理速度…もっと速くなるかもしれませんよ…?(ニヤリ)
実行シナリオについて
今回お見せするシナリオは、WinActor公式から提供されているサンプルシナリオをもとにしています。
現状、公式からは旧UI版のサンプルシナリオしか提供されていないので、
弊社でNew UI に対応するように変更したシナリオで実行していきます!
以下、WinActorのサンプルシナリオ画像です。
今回使用するサンプルシナリオは、1枚の画像ファイル読取に対応しています。
※画像、縦に長いです(><)
※画像参照元:DX Suite (NewUI) と WinActorのAPI連携を実装
複数枚ファイルの読み取りに対応したシナリオも弊社で作成できます!
実際にシナリオを実行してみよう
実行準備
-
DX Suite のワークフロー設定を事前に行ってください
読取対象帳票の読取箇所等を設定してください。
今回は以下の画像を使用し、次の3点を読み取るワークフローを作成しています。- フリガナ
- 名前
- 住所
実行方法
- New UI に対応したサンプルシナリオを開く
- 変数一覧を表示する
- グループ名「実行前設定」内の変数の初期値を変更する
- サンプルシナリオを実行する
実行結果
API連携で「画像の読取~CSV出力」までを実行してみた結果、
問題なくDX Suite でユニットを作成して読み取り、読取結果をCSVで出力することができました!
DX Suite のサイトでの操作をすることなくユニットが作成され、
驚くべきはその実行時間!
なんと約8秒!
今回は1つのPDFのみ処理しているので短時間で完了すると予想してましたが
10秒を切ってくるとは…!
API連携とUI操作の違い
API連携
- メリット
- 処理スピードがめちゃめちゃ速い
- デメリット
- 読み取りからCSV出力まで一気におこなうため、DX Suite 上で人の目によるデータチェックができない
UI操作
- メリット
- サイト上でどう動いているのかがわかりやすい
- デメリット
- サイトのUIが変化してしまうとRPA改修作業が必要になってしまう
最後に
いかがでしたか?
API連携を活用していくことで、さらなる業務を効率化していくことができます!
今回のWinActor公式サンプルシナリオは1つの帳票を読み取る処理に対応しています。
「え、複数枚の帳票を読み取れないと困る!」
「フォルダ内にある帳票を全部読み取るような処理がしたい!」
そんなご要望にもお応えできるように、
弊社では複数枚ファイルの読取に対応したシナリオも作成できます!
また今回使用したWinActor公式サンプルシナリオも、弊社でNew UI に対応するように変更を加えています。
「何を変更したらいいの?」
「自分たちでやってみたい!」
という方向けに、変更方法の解説記事を用意しておりますのでご活用ください!
↓
DX Suite (NewUI) と WinActorのAPI連携を実装
※「DX Suite」はAI inside 株式会社の登録商標です。