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Firebase Admin SDK Auth API
Firebaseの認証機構は非常に便利ですよね。この認証情報にサーバサイドからアクセスするにはAdmin SDKを使います。
しかし、このAdmin SDKはNode.jsとJavaしか提供されていない上、2017/5/16現在、Admin User Management APIはFirebase Admin Node.js SDKでしか利用できません。
例えば、サーバ側でFirebaseにアカウントを作成・削除したり、カスタム認証を使用している場合にリクエストで受け取ったUIDのプロバイダ情報にアクセスしたいような場合、SDKがないと困ってしまいます。
Node.jsでサーバを書いていればいいですが、Javaで書くことも多いでしょうし、PythonやGo言語とかで書きたいこともあるでしょう。
Firebaseの認証機構はGoogle IdentityToolKitとの統合を図っており、IdentityToolKitのREST APIを使うことでAdmin SDKのない環境でもデータを取得することができます。
APIリファレンス:https://developers.google.com/identity/toolkit/web/reference/relyingparty
例えば、ユーザのアカウント情報をFirebase UIDから引きたい場合は、https://www.googleapis.com/identitytoolkit/v3/relyingparty/getAccountInfo
にそのままUIDを渡せば大丈夫です。
リファレンス:https://developers.google.com/identity/toolkit/web/reference/relyingparty/getAccountInfo
APIの引数にトークンとありますが、サービスアカウントの場合はシークレットトークンから生成できます。
identitytoolkitはJavaやGoを始めとして多くの言語に対応した公式のSDKがあるので、そちらを使うことも出来ます。
公式リファレンスのトップに大きく書かれているように、将来的にはFirebaseに統合される事となると思います。Firebase Admin SDKが整備されたらそちらを使いましょう。どうしても急ぎでこれらを使う場合は、抽象化したラッパーをかませるように設計しておくことをおすすめします。