はじめに
Claude Code が JetBrains IDE(IntelliJ IDEA含む)と統合可能になったということで、実際にどんな感じで使えるのか試してみました。
この記事では、セットアップから実際の使用感や、開発で役立つ便利な Tips まで紹介していきます。
セットアップ
Claude Code を JetBrains IDE で使うためには、まずは、Claude Code をインストールして実行できるようにセットアップします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
続いて、Claude Code と IntelliJ IDEA を統合するために、IntelliJ IDEA にプラグインをインストールします。
[Plugins] → [Marketplace] から Claude Code
を検索し、インストールします。
環境情報
- OS:
macOS 15.2
- node.js:
v22.14.0
- Claude Code:
1.0.21
- IntelliJ IDEA:
2025.1.2
- Claude Code Plugin:
0.1.9-beta
基本的な使い方とプラグインの主な機能
セットアップが完了したら、IntelliJ IDEA で Claude Code を使い始めることができます。
Claude Code の起動方法
Claude Code は複数の方法で起動できます。
Terminal から直接起動
Terminal で claude
コマンドを直接実行することで、インタラクティブモードで起動できます。
claude
IntelliJ IDEA のプラグインから起動
プラグインの機能で Claude Code を起動できます。
右上のアイコンをクリックするか、ショートカット(mac の場合: [command] + [esc])から起動します。
IntelliJ IDEA で差分表示
IntelliJ IDEA のプラグインを利用することで、Claude Code の出力を差分表示することができます。
Claude Code が変更した修正に対しての差分表示と、受け入れるか破棄するかを選択することができます。使い慣れた Diff ビューアーで確認できるのがいいですね。
選択したソースの共有
エディタで選択したソースコードを Claude Code にコンテキストとして共有することができます。
プロンプト:
ここの実装について解説して
出力:
選択された行について解説いたします。
...
...
ファイル参照のショートカット
開いているファイルや、選択したソースを Claude Code にファイル参照(例: @app/layout.tsx
)として渡すことができます。ソースを選択した状態で実行することで、選択している行まで共有することができます。(例: @app/layout.tsx#L26-32
)
IntelliJ IDEA のアクションは Send to Claude Code
として用意されていて、デフォルトのショートカットは mac の場合 [command]+[option]+[K]
です。なお、コンテキストメニューにも追加されています。
複数のファイル参照をコンテキストに渡したい時に使えそうですね。
便利な機能とTips
Memory ファイル編集時の Editor の設定
Claude Code の Memory ファイルを /memory
コマンドで編集する場合、デフォルトだとテキストファイルの編集エディタ(自分の環境だとテキストエディット.app
)で開かれます。これを開いている Claude Code のエディタで直接開くように設定を変更することができます。
例えば、vim
で編集する場合は、以下のような設定となります。ここで編集するためのアプリケーションを指定することもできます。
{
"env": {
"EDITOR": "vim"
}
}
Claude Code プラグインから起動時のコマンドを変更したい
プラグインの設定から、起動時に実行するコマンドを変更できます。デフォルトでは claude
ですが、他のコマンドやオプションを指定することも可能です。
例えば、claude -c
のように設定しておくと、最新のコンテキストを保持した状態で起動することができます。
mode の切り替え
Claude Code の インタラクティブモードで、[shift] + [tab] を押すことで、モードを切り替えることができます。
plan mode で実装計画をブラッシュアップしてから、auto-accept mode で実装する。といった使い方ができます。
インタラクティブモードでターミナルのコマンドを実行
一時的にターミナルのコマンドを実行することができます。簡単なコマンドの場合は、いちいちインタラクティブモードのセッションを抜けなくても実行できます。あれ?環境変数設定してある?という時に使ってます。
!env | grep XXX
Claude Code のターミナルの表示位置をいい感じにする
Claude Code は、ターミナルウィンドウの一部として表示され、デフォルトの表示位置は画面の左下に表示されます。これを、エディタの右側に表示する場合は、ターミナルのツールウィンドウの表示位置を移動することができます。
ターミナルウィンドウは下に固定したいけど、Claude Code のウィンドウは右側に表示したいんだけど。。。という場合は、エディタに表示して右側にスプリット表示するのもありかもしれません。
長文のプロンプトを効率よく入力したい
Claude Code のインタラクティブモードで、長文が入れにくいなぁ。。。と感じた場合は、ファイルでプロンプトを作成して、ファイルの参照(例: @prompt.md
)を渡す方法もあります。(コピペで貼らなくてもOK)
個人的には、ショートカットもあるので、このやり方がやりやすく感じました。
さいごに
Claude Code が IntelliJ IDEA に統合されていることで、普段から慣れ親しんだ IDE を使いながら AI コーティングの恩恵を受けることができるのはすごく助かりますね。
IntelliJ IDEA を使っている方は、ぜひ試してみてください。
参考