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【Google Cloud全冠したけど?】アプリエンジニアが4ヶ月で駆け抜けて、振り返る失敗談

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はじめに

初めまして。私は、普段はアプリケーションエンジニアとして、コードを書いたりバグと戦ったりしています。

突然ですが、私は2025年の4月からスタートして、約4ヶ月という短期間で Google Cloud 認定資格の「全冠(全資格取得)」 を達成しました。

「4ヶ月で全冠!? すげえ!」
そう思っていただけるなら、必死に休日を削った甲斐があります。

…が、この記事で書きたいのは、そんなキラキラした成功譚ではありません。
むしろ、「急いで駆け抜けた結果、何を失い、どんな“失敗”を抱えてしまったのか」という、ちょっとほろ苦い失敗談です。

これから資格取得を目指す方(特に「とりあえず取れ」と言われている方)に向けて、私の屍を越えていってもらうための記録を残しておきます。


失敗①:「過去問ゲー」で得たのは、自信ではなく“焦り”だった

短期間でこれだけの数を合格するには、正直なところ「効率」を最優先せざるを得ませんでした。
私の学習スタイルは、Udemyなどの動画教材を倍速で流し込み、模擬試験(過去問に近い形式)をひたすら周回するというもの。

いわゆる**「過去問ゲー」**です。

この戦法、資格試験にはめちゃくちゃ強いです。「このキーワードが来たら、答えはこれ」「この要件なら、このサービス」という反射神経が研ぎ澄まされ、スコアは面白いように伸びました。

でも、全冠を達成した今、現場でふと冷や汗が出ることがあるんです。

「資格は持ってるけど、これ、実機でどう組むんだっけ…?」

頭の中には綺麗なアーキテクチャ図(正解)があるんですが、いざ gcloud コマンドを叩こうとしたり、Terraformを書こうとすると、具体的な手が止まる。「あ、自分はペーパードライバーだ」と気づく瞬間です。

資格の本来の目的は「実力の証明」なはず。なのに、効率を求めすぎて**「資格というバッジを取ること」**自体が目的化してしまい、中身(実技)が追いついていない。
「全冠エンジニア」という肩書きに見合う実力がまだないことに、正直今も焦っています。


失敗②:アプリエンジニア、インフラの深淵にハマる

私は元々アプリケーション側の人間なので、インフラ、特にネットワークや低レイヤーの知識は「なんとなく」で生きてきました。
しかし、Google Cloud の Network エンジニア試験などは、そんな甘えを許してくれません。

Dedicated Interconnect(専用線)BGPルーティング……。
試験勉強中、この辺りの単語が出てくると、もう「暗記」で乗り切るしかありませんでした。

「オンプレとつなぐ時はこれ!」とパターンで覚えることはできても、じゃあ「なぜそうなるのか?」「裏側でパケットはどう流れているのか?」という本質的な理解はスッポリ抜け落ちたまま。

ここで痛感したのは、**「クラウドを学ぶ前に、マスタリングTCP/IPを読んでおくべきだった」**という後悔です。

クラウドは便利な魔法ですが、その下で動いているのは泥臭いネットワーク技術です。
土台(基礎知識)がグラグラなまま、その上にクラウドという城(応用知識)を建ててしまったため、少し突っ込んだトラブルシューティングになると途端に弱さが露呈します。

「急がば回れ」で、CCNAやネスペレベルの基礎体力をつけてから挑むべきだったなぁ、と今更ながら反省しています。


失敗③:英語と日本語のタイムラグ、そしてAIへの淡い期待

3つ目は、ちょっと不運で、でも現代らしい失敗です。
私が挑戦していた時期は、ちょうどAIブームの真っ只中。Machine LearningGenerative AI 系の資格は、情報の鮮度が命です。

当時はまだ日本語試験やドキュメントが整備されていないものが多く、「やるしかない!」と腹を括って英語ドキュメントに突撃しました。
英語が苦手な私は、翻訳ツールと睨めっこしながら、脳のリソースを「技術理解」ではなく「英語解読」に全振りして、なんとか合格をもぎ取りました。

しかしその直後です。
「日本語版試験、リリースされました!」

……嘘でしょ?
あの苦労は一体何だったんだと、膝から崩れ落ちました。

ここでの学びは、**「トレンド技術は、少し待てばローカライズされる」ということ。そして、「とはいえ、待てない時は英語から逃げられない」**という現実です。

私は個人的に「いつかGoogle先生やAIが、言語の壁を完全に破壊してくれる」と信じている派です。なので、今からネイティブ並みに英語を極めよう!とは思いません。
ただ、ツールが使えない環境や、カタカナ語が飛び交う会議でフリーズしないために、**「最低限の単語力」**くらいはエンジニアの嗜みとして持っておくべきだな…と再認識しました。(今はDuolingoでゆるく抗っています)


おわりに:全冠は「ゴール」じゃなくて「地図」だった

そんなこんなで、4ヶ月で全冠という目標は達成しましたが、手元に残ったのは**「最強のエンジニア証明書」ではなく、「自分の至らなさを痛感する日々」**でした。

でも、やって無駄だったか?と言われれば、絶対にそんなことはありません。

全冠したことで、Google Cloudという広大な世界の**「地図」**を手に入れることはできました。
「どの辺にどんなサービスがあって」「どの沼が深そうか」は把握できています。これは大きな武器です。

「地図を持っている」ことと、「その場所に行ったことがある(経験)」ことは違います。

これからの私のキャリアは、手に入れた知識を片手に、実際にその場所へ行き、泥臭く手を動かして経験を埋めていくフェーズなんだと思います。
資格取得をゴールだと思って思考停止せず、その先にある「エンジニアとしての血肉」を目指して。

とりあえず、苦手なネットワークの検証から始めようと思います。
(ネットワーク、やっぱり難しい……)

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