はじめに
AI Agent 向けの Skill を、チームやプロジェクトで共有しやすくできないかを検証しました。
使ったのは npx skills です。
npx skills は、Skill を GitHub repo や別フォルダから取得して、各 Agent の skills フォルダへ配置する CLI です。
結論、GitHub Enterprise の repository からも Skill を取得できました。社内で Skill を共有する用途でも、かなり使えそうです。
検証対象の Agent は主に IBM Bob / Claude Code / Codex です。IBM Bob は、社内で使っている AI Agent のひとつです。
今回確認した流れを図にすると、だいたい以下のようなイメージです。
何に困っていたか
Skill を使い始めると、以下の管理がだんだんめんどくさくなります。
- チーム共有
- プロジェクト別管理
- Agent 別管理
また、便利な Skill を作っても、自分の ~/.agents/skills だけに閉じていると、結局その知見は自分の環境から出ていきません。
せっかく暗黙知を SKILL.md として形式知にしても、共有・更新・削除の運用がないと、チームやプロジェクトで再利用しにくいままです。
これらの課題を解決するために、npx skills で、GitHub Enterprise / GitHub public repo / 別フォルダにある Skill を、project scope または global scope の skills フォルダへ配置できるかを確認しました。
Skill repo の構成
検証用に、最小構成の Skill を用意しました。
skills/
└── hello-skill/
└── SKILL.md
repository 内の構成は、まずは skills/<skill-name>/SKILL.md に寄せるのがわかりやすそうでした。
公式の探索ルールはこちらです。
コマンド例
IBM Bob 向けに global install する例です。
npx skills add <repo-url> --skill hello-skill -g -a bob -y
一覧確認:
npx skills list -g -a bob
削除:
npx skills remove hello-skill -g -a bob -y
--skill を指定すると、repository 内の特定 Skill だけ取得できます。
Agent 名は CLI 側の対応状況や環境によって変わる可能性があるので、実際に使う Agent に合わせて確認してください。
検証結果
確認できたことは以下です。
- GitHub Enterprise の repository URL から Skill を取得できた
-
--skillで特定 Skill だけ取得できた -
-a bob/-a codexで対象 Agent を切り替えられた(入れるフォルダが変わるだけですが) - global install / remove は動作した
- 同じ Skill 資産を複数 Agent から参照する構成にできそうだった
GitHub Enterprise の private repository から取得できたのが、一番大きい確認ポイントでした。
gh skill との違い
2026年6月初旬時点の検証では、gh skill では GitHub Enterprise 上の Skill repo をうまく扱えませんでした。
一方で、npx skills は GitHub Enterprise の repository URL を指定して Skill を取得できました。
npx skills は git コマンド経由で repository を取得する挙動に近そうで、既存の GitHub Enterprise 認証や Git の接続設定を利用できた可能性があります。
注意点
add / remove は使いやすかった一方で、update はまだ注意が必要でした。
自分の環境では、npx skills update があやしい挙動をしてました。issues にもいくつか update まわりのものがありました。当面は update よりも、add を再実行して上書きする方が安全そうです。
npx skills add <repo-url> --skill hello-skill -g -a bob -y
おわりに
npx skills を使うと、AI Agent 向け Skill を GitHub Enterprise や GitHub の repository で管理して、必要な Agent に配布する運用ができそうでした。
まだ update 周りには注意が必要ですが、社内で Skill を共有する入口としてはかなり良さそうです。
