はじめに
個人のイベントで販売・管理をする必要が生じたため、何らかの販売管理システムが欲しかったのですが、既存のサービスにはいろいろと制約があって欲しいものがありませんでした。
商品と材料などの管理はすでにPleasanterで行っていたこともあり、このデータをそのまま使ってシステムを組もうと思い、Pleasanterをバックグラウンドして利用した販売・注文管理システムを作ってみました。
Pleasanterを使ったシステムを組みたい方の助けになるかと思い、今回作ったシステムについて、連載形式で投稿していこうと思います。
なぜ作ったのか
- 特殊な販売形式を使いたかった
今回必要だったのは、先にオンライン上のコインを購入し、そのコインを使って商品を購入するというシステムでした。基本的に商品販売ページを作成できるサービスは、登録した商品を直接購入することしかできませんでした。 - 管理を一元化したかった
すでに商品等の管理にPleasanterを使っていたので、それを別のサービスに転記して、また戻すという作業は無駄になります。ついでに、商品を作るための材料管理、購入費用、会場費用などの登録もまとめて行いたかったので、これらもPleasanterで管理しています。 - 予算をかけたくなかった
すでにPleasanterを使うためにサーバの契約はしているため、アクセス数が増えることによる回線増強の必要性を考慮に入れたとしても、別のサービスを契約するより安上がりでした。
構成
バックグラウンド
- プリザンター(バックグラウンド・管理)
フロントエンド(表示・ユーザ操作)
- ASP.NET MVC
構成図
構成説明
商品や販売の登録といった「管理」をPleasanterで行い、ユーザが使う画面だけを作っていきます。
登録処理はPleasanterAPIで行うので、ログ・履歴は自動で残るので考える必要がありません。
画面表示用のデータ取得はPleasanterAPIを使わず、DBを直接参照し、高速で表示できるようにします。
おわりに
Pleasanterをバックグラウンドにした販売管理システムの概要紹介でした。
次回からは、システムの中身について解説していきます。
