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ひとりエンジニアの転職活動

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はじめに

この記事をご覧いただきありがとうございます。スタートアップ企業にてエンジニアをやってる大野です。私は現在、美容医療業界にSaaSを展開しているスタートアップの株式会社メディカルフォースにて2025年8月から働いているのですが、それまでは広告代理店ベンチャーで「ひとりエンジニア」をやってました。この記事では「ひとりエンジニア」の僕がキャリア戦略として転職活動に奮闘し、急成長中のスタートアップに内定を貰えた記録を皆さんに共有できればと思い書かせてもらいます。この記事が誰かの転職活動の一助になれば幸いです。以下のような方々には特に何か届くものがあるかもしれません。

  • 20代後半のジュニアレベルぐらいのエンジニア
  • スタートアップ企業に転職したい
  • 自社開発企業に転職したい
  • 現職ではスキルがつきづらい環境のため転職しようか悩んでいる

軽く自己紹介

  • 社会人5年目
  • 新卒から2年間金融系SIer
  • SIerから転職し、広告代理店ベンチャーでwebエンジニアに転身
  • 2025年8月から3社目でwebエンジニアとして勤務

新卒から2年間はSIerだったので、webエンジニア歴としては2年になります。

転職活動のきっかけ

前職では、ひとりエンジニアとして割と好き勝手に開発して自分が習得したい技術をつけてきた(つもり)ので転職をするつもりはあまりありませんでした。ただ漠然と以下の不安を常に抱えてました。

  • ひとりエンジニアのため、自分の習得したスキルが正しいものなのか分からない。
  • コードの書き方やアーキテクチャについて、世の中のベストプラクティスを知ることはできるが現場の「生きたコード」に触れることはできない。
  • チーム開発での経験が積めない

特に最初に挙げた自分の習得したスキルが正しいものなのか分からない 事は個人的にはかなり怖いと思ってたので、どこかのタイミングでエンジニア組織に飛び込んで普遍的な力をつける必要があると考えていました。

そんな中、転職活動のトリガーになったのは社長から言われたこの言葉です。

「次年度の給与いくら欲しい?」

前職は創業3期目のベンチャーでしっかりとした評価制度が整ってなく、次年度の給与は言い値で決めています。(もちろん従業員の増加に伴って評価制度は整えていくべきですが)お金なんていくらでも欲しいのが人間ですが、そうは言っても「これぐらい欲しい」に対する根拠が無いのでこれを揃える必要がありました。そこで自分の市場価値を知るため情報収集のつもりで転職活動を開始したのですが、自分の思考とフィットするプロダクトやカルチャーを持っている素敵な企業をいくつか見つけ、えいやでそのまま本格的に転職を決意しました。

やってよかったこと

まず今回の転職活動でやって良かったことです。私が内定をもらい入社した会社の概要は次の通りです。

  • 自社開発企業
  • エンジニア職以外にもセールス、CSとチームで仕事を進めていく
  • 技術力はもちろんだが、仲間を大事にしたり、顧客にコミットして事業を前進させていくなどカルチャーを重要視している

ありがたいことにそれ以外にも4社内定をいただき、納得のいく結果を出せました。その中でも特にこの結果に至るまでにやってよかったこと・持っていたマインドは以下です。

  • 給与upだけを目的としない
  • その組織にjoinした自分を解像度高くイメージできるか
  • 自分はエンジニアとしてどこに強みを持っていて、どんな部分が企業に貢献できるかを言語化する
  • 自分のエンジニアとしての弱みを理解しておくこと
  • 技術力だけでなく、ビジネス貢献をしていきたいことをアピールする

挙げるとキリがないのでこのぐらいで割愛します。順番に説明します。

給与upだけを目的としない

これはよく言われてることですね。現職からの給与upも大事ですが、入社してからもちゃんとupするか評価制度を見た上で考えた方がいいと思います。

その組織にjoinした自分を解像度高くイメージできるか

これは言うならば自分がその会社にマッチしているかどうかです。僕はここはかなり重要視していました。解像度高くイメージするのに以下の要素が大事だと思っています。

  • 一緒に働くメンバーの方々
  • 携わるプロダクト
  • プロダクトのユーザー

僕は上記を想像してワクワクするかであったり、「そのユーザーにとって便利なシステムを開発することによってプロダクトを大きくしていきたい!」みたいな感情が湧いてきたとこが自分とマッチ度が高いのかなと思っています。
じゃあどうすればわかるの?と言いますと、とにかくカジュアル面談社員インタビューですかね。選考の逆質問でももちろん聞きますが、現場のリアルが聞けるのは砕けた面談の場が一番です。もっと言えばランチや飲み会をやってくれる会社さんが一番いいですね。

自分はエンジニアとしてどこに強みを持っていて、どんな部分が企業に貢献できるかを言語化する

これはスタートアップへの転職に限らず必要な事かなと思います。つまり自己分析になるのですが、その中でも「エンジニアとして」の自己分析が個人的には必要かなと思います!というのも、企業によってどういったエンジニアを求めてるかは様々です。大きく分けると「技術志向」なのか「ビジネス志向」を求めているのかです。スタートアップといっても事業フェーズはまちまちです。PMFしているプロダクトを運用している企業であれば技術志向が求められるし、0→1フェーズであればビジネス志向が求められるみたいな感じです。自分がどんなところに強みを置いてるか知り、その強みを求めている企業の選考を受ければ内定する確率はupするはずです!ちなみに、私は以下のようなところに強みを置いています

  • プロジェクトのステークホルダーと適切にコミュニケーションをとってプロジェクトを推進していけること
  • バイタリティ(キャッチアップ力)
  • 0→1フェーズを経験してきたため、ローンチを目指したスピード重視の開発

プロダクトが大きいから技術志向、0→1だからビジネス志向が必ずしもマッチするとは限りません。また、ビジネス志向がマッチする会社だとしても最低限のスキルは当然求められます。(大抵の場合はコーディングテストが設けられていると思います)

自分のエンジニアとしての弱みを理解しておくこと

今度は逆に弱みです。これを知っとくことも重要です。面接で強みをアピールするのも大事ですが、いざ弱みを聞かれて分からない、、となると面接官からは「強みばっかで弱みないの??」とか単純に自己理解ができてない印象をつけてしまいます。
また、これを知っとくことで普段の業務でも構え方が変わると思っています。私の弱みは「ソリューションを考える際、視野が狭くなってしまう時があること」です。何か機能を実装するとなった場合、設計手法や解決策は複数あるはずなのに、自分が真っ先に思いついた1つでそのまま突き進んでしまうことがたまにあります。この弱みを知らない場合、私は毎回「他にもソリューションが無いか落ち着いて考えて」とフィードバックを受けてしまいます。しかしこの弱みを自己認知できてると一旦立ち止まって「本当にソリューションはこれしかないのか?」と自問自答できるようになります。

技術力だけでなく、ビジネス貢献をしていきたいことをアピールする

これは特にビジネス志向のエンジニアを求めてる会社に言えることですが、やっぱ会社としてはプロダクトが売上に繋がらないと意味がないのでそこに対して興味を持ってプロダクトを大きくしたり改善していきたいと思えるエンジニアは重宝されるかなと思います!

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました!本記事の内容はあくまで私の個人的な意見ですので、これをそのまま実践したから上手くいくとかではありません。ただ少なくともスタートアップ転職において私が言及したマインド等は通づる部分があると思うので、同じような境遇の方がいたら試してみてください!今後は現職で得られた知見も発信していこうかなと思います!!

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