はじめに
【注意】これは"合格"体験記ではなく、"受験"体験記です。
データベーススペシャリストの試験を終えたので、合格発表前ですが、記憶が新しいうちに、感想などを記載します。
私の能力や経歴については以下の通りです。
- 新卒1年目
- 情報系学科卒業
- 応用情報技術者試験合格済み
- DB実務経験なし
受験概要・手応え
自己採点・手応え
午前II
自己採点の結果 : 25門中22問正解
午後I
選択した問題 : 問1、問2
手応え : 時間がなくて、自分の回答を写せていないです。解答速報見た感じ、たぶんぜったいおそらく、6割くらい取れていると思います。
午後II
選択した問題 : 問2
自己採点の結果 : 22点。「シ」から書かれてる"DCコード"が全部抜けてる......
全体的な手応え
午前Ⅱ、午後Ⅰまでは順調でした。合格ラインは到達したと思っています。午後Ⅱは絶望的です。どれだけ勉強しても、今年の問題では合格不可能だったと思います。
学習期間
6月あたりからボチボチ勉強し始めて、10月の試験まで勉強しました。総学習時間は、約320時間です。
学習方法と使用教材
使用教材とその評価
参考書 : 情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2025年版(通称 : 三好本)
他の方も仰る通り、データベーススペシャリストは、これ1つでいいです。おまけ扱いの過去問データに、その過去問の解説までついてくるので、お値段以上です。
また、著者の方が、Youtubeに試験対策動画もあげておられます。
試験対策動画 : データベーススペシャリスト試験対策 2022
学習戦略・スケジュール
インプットが嫌いなので、ひたすら過去問を解きました。
午前Ⅱ
インプットは以下の動画で行いました。
令和8年版:参考書の著者直伝!「データベーススペシャリスト」試験 科目A対策講義
視聴は1回のみで、初めて知った単語をAnkiというフラッシュカードアプリに登録して、覚えました。
アウトプットは、ほぼ毎日1日13問ずつランダムに解きました。過去問道場のメンバーシップに入って、解説学習も同時に行いました。履歴を見ると、1264問解いていました。
「模擬試験形式で出題」→「指定の問題数で実施する」「選択肢をランダムに並べ替える」にチェックを入れると、同じメニューで演習できます。
午後Ⅱ
書いてる順番のミスではないです。午後Ⅰよりも先に演習を開始しました。
インプットは、午前Ⅱと同じで動画学習です。「午後試験対策」のセクションのみ視聴し、過去問の解説動画は演習したあとに、見たり見なかったりしました。
令和8年:参考書の著者直伝!「データベーススペシャリスト」試験 科目B-Ⅱ対策講義
以下のことに時間を割きました。
- 直近5年の過去問(問1・2)を演習・解説学習
- 参考書にピックアップされていた「特徴のある過去問」を演習・解説学習
- 直近10年の過去問(問2)を演習・解説学習
最初の内は、時間の計測はしませんでした。まずは、時間がかかっても問題文を全部読んで、解答欄を全部埋めるように努めました。
また、直近5年の問2は4回くらい演習しました。
午後Ⅰ
インプットは、特に何もしていないです。
選択予定だった問1・2のみを演習しました。
以下のことに時間を割きました。
- 直近10年の過去問(問1・2)を演習・解説学習
- 参考書にピックアップされていた「特徴のある過去問」を演習・解説学習
受験当日の詳細レポート
各試験の詳細感想
午前Ⅱ
過去問がそのまま出題されている問題が多かったです。また、新出の問題も焦らずに考えれば、かなり解けました。
午後Ⅰ
問1は、恒例のリレーション引いて、関係スキーマを書く問題です。今年は、例年ではあまり見ないルールが記載されていました。
スーパータイプには、対応するサブタイプを識別する切り口の役割の属性を持つこと。
なお、スーパータイプに対応するサブタイプを識別する切り口の役割の属性には、冗長な属性が必要となる場合がある。この場合、冗長にもたせた属性の属性名の前後を"["と"]"で挟んで明示する。
私が受ける年限ってに、変なルール書かないでほしい......
でも、解いているうちに、どの答えに必要かは分かりました。
問題はこれが午後Ⅱのチュートリアルみたいなものだったこと......
今年の問2は論理設計でした。私は物理設計が得意ではないので、配られた解答用紙を凝視していて、試験の問2の解答欄が見えた時、歓喜しました。
また、「○○字以内で答えよ」という問題も今年は1問だけでした。しかも、恒例の正規系とその根拠を答える問題でした。私はこの系統の問題対策として、第1正規系から第3正規系のパターンでどういった記述をすればいいのか、詠唱できるレベルで覚えてたので、かなりうれしかったです。
午後Ⅱ
午後Ⅰのルールに加え、またもや見たことのないルールが追加されました。
関係スキーマでは、可読性を重視するので自然キー(ナチュラルキー)だけを用い、代理キー(サロゲートキー)は用いない。
このルールを見た時、「今年は、○○番号とか使わないんだ~」くらいの認識でした。しかし、トランザクションの問題文を解き始めてから、この謎ルールが牙をむきました。また、主キーについての言及が、ほとんどなくて困りました。取り合えず何か書かねばと、日と店舗コードで主キーを作って回答しました。
当日の環境・コンディション
雨でしたが、ぐちょぐちょになる前に、会場に入れました。大学の期末テスト受けるんだろうなって部屋が試験会場でした。人が多かったので、トイレが男女ともに激混みでした。来年からCBT方式なので、このあたりが改善されるのは地味にうれしいですね。
振り返り・反省点
うまくいった戦略
学習面
午後1の問2に出てくる物理設計が苦手でした。解説を読んでいると、だんだん文字が滑ってきます。そんなときは解説文をスクショして、OCRで読み取ってAIに文章を整理してもらいました。それでも、理解できなかったら、「中学生でもわかるように説明して」とお願いします。大体はこれで、何となくの理解が掴めました。
テクニック面
午後問題は問題文を一目見ただけでは、確証が得られない場面があります。私はその際、回答を保留にして後回しにすることが多かったのですが、時間の節約のため、少しでも答えだと思ったら書くようにしました。今回の午後Ⅰは、時間ギリギリだったので、この方法で進めてよかったです。
改善点・後悔ポイント
午後Ⅱ問2のトランザクションの記述で、"DCコード"を書けなかったことです。どこをどう読み解いたら、その答えになるのか、未だに理解できていないです。誰か教えてください。