Linuxには、Windowsの実行ファイルを仮想的に動作させる、wineがあります。
ただ、wineは描画系ライブラリが未熟なのが現状です。
ここでは、wineでDirect3Dや、DirectX 10, 11を動作させるためのライブラリ導入をしていきます。
なぜwineでのDirect3Dがうまく動かないのか/遅いのか
wineは、Windowsシステムが標準で持っているライブラリ(LinuxではなくWindowsなので.dll)を自前で実装しています。
その中でも、描画系の開発は比較的遅いです。
Direct 3DやDirect X 10,11を使う際は、ホストのLinuxマシンのiGPU/eGPUに対して直接命令をセず、一旦OpenGL命令を発行しています。
ただ、この現状はWineのバージョンが上がる度に改善されていっているようです。
今回は、wine