こんにちは。Crane&Iの藤島です。
本日は、「プレゼンテーション資料作成」に有益と感じた書籍のご紹介をしてみようと思います。
最初に
仕事柄、私は資料作成をすることが多くあります。
社内研修用の資料であったり、営業資料、採用資料、社内向けの説明資料、エグゼクティブ向けの提案資料等、様々なプレゼンテーション資料作成を行います。
たまに、社員の方に「なんでそんなに資料うまく作れるんですか」と聞いていただけることがあります。
とても嬉しいと思いますが、もっともっと上手な資料作りをされる方は山ほどいらっしゃるので、おこがましくも感じつつ、せっかくそのように言ってくださるのであればと。
少しだけ紐解いて言語化できないかなと考えてみた次第です。
そんなわけで、自分なりの持論ではありますが、参考になりそうな要素を纏めてみたいと思います。
結論から申し上げますと、私が資料作りの時に意識しているのは以下の3点です。
①ストーリー性
②デリバリー性
③デザイン性
それぞれの観点と、それの参考となりそうな書籍を合わせて紹介していきますね。
①ストーリー性
1つ目の要素は、「ストーリー性」です。
資料は、結論が大事です。
結論と、それに紐づく要素が、どれだけ繋がりをもち、理解が出来るか。という点がとても重要です。
この観点が、ストーリー性だと考えています。
私が資料を作る際に、最初に使うのはA4の白い紙です。
昔は、資料作りと言ったらまずPowerPointを起動していたのですが、いろんなことを学んでいった結果、PowerPointの起動は一番最後にするようになりました。
作成の流れは以下のような感じです。
A4用紙に殴り書きをする
↓
PCのメモ帳に全体の流れを纏める
↓
メモ帳の内容を区切って、小さなまとまりを作る
↓
小さなまとまりを、入れ換えたり作り替えたりして、話の趣旨が伝わりやすい構成を検討する
↓
大体流れが決まったら、PowerPointを開き、まとまり毎のページを作成していく
↓
全体の違和感がないかどうかをチェックする
この書籍は、目的からゴールまでの組み立て方をわかりやすく説明をしているなぁと感じた書籍になります。
②デリバリー性
2つ目の要素は、「デリバリー性」です。
あまり聞いたことがない要素だと認識されることも多く、このお話をすると「デリバリーって何ですか?!」という反応もしばしば。
デリバリーは、あのデリバリーです。「届ける」ということ。
いくら作りこんでも、伝えたいことが伝わらない資料はとても勿体ないと感じます。
届けるということは、相手が分かる解釈にする、相手に情報が届く。という観点が満たされていることがとても重要です。
2つほどお勧めの書籍を載せましたが、セミナー講師とかいう「資料作りか・・・?」と思われるようなタイトルですね。ですが、一般的に不特定多数の沢山の人に、「情報を届ける」という観点では非常に参考になった書籍です。
デリバリーという言葉は、3つの中でもキーワードとしてはマイナーですが、個人的に一番大事にしているのはこの要素だったりします。
③デザイン性
最後の要素は、「デザイン性」です。
これは分かりやすいですね。いかに格好良い資料に装飾が出来るか。
私も凝り始めたらもう止まりません(笑)
ですが、取り組むのは最後にしています。
伝えたいことが明確になり、伝えたいことが伝わる構成や表現になり、そして最後のこの装飾です。
1番目、2番目の要素が満たされているからこそ、資料はデザインで光るのだと私は考えます。
これ、最近買ったんですけどね。
マジお勧め。もっと早く出会いたかったです。
(2024年3月発売だから、最近じゃなければ出会えませんでしたが(笑))
それぞれのページ構成ごとに、レイアウトを視覚的に見ることが出来ますし、通常のPowerPointの機能だけで、結構格好良い表現ができるようになります。
デザインのアイディアが浮かんでこない方は、ぜひ読んでみてください。
パラパラめくってるだけでインスピレーションわいてきますよ。
まとめ
改めて、結論を申し上げますと、私が資料作りの時に意識しているのは以下の3点です。
①ストーリー性
②デリバリー性
③デザイン性
それぞれは似ているようで違う観点なので、ぜひ意識してみてくださいね。
今日は、資料作成の際に活用できそうな考え方と、参考書籍について書いてみました。
プレゼンテーション資料を作るだけではなく、上司への報告や、後輩への教え方などにも使えるスキルだなと思うので、良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。