ファイルの更新時間などを詳しく知りたい
ファイルの情報を確認する際に大事になってくる情報として、詳細な時間がかなり重要になるときがあります。
例えば、lsyncdの同期時間の確認だとか...
そんなときに、時間を確認するにはどのコマンドがいいのでしょうか。
こちらに関して、私が確認したコマンドを2つご紹介します。
ls --full-time
lsコマンドを使用して、更新時間を細かく見る方法がございます。
以下コマンドをうります。
ls --full-time
以下がかえってきました。
lrwxrwxrwx 1 rensyu_user rensyu_user 33 2020-11-17 09:11:40.792454800 +0900 <ディレクトリ1>
lrwxrwxrwx 1 rensyu_user rensyu_user 36 2020-11-17 09:11:40.793451100 +0900 <ディレクトリ2>
lrwxrwxrwx 1 rensyu_user rensyu_user 34 2020-11-17 09:11:40.794410700 +0900 <ディレクトリ3>
-rwxrwxrwx 1 rensyu_user rensyu_user 51 2025-XX-XX XX:XX:XX.107387700 +0900 test.txt
このように普段のlsコマンドよりも、
"--full-time"というコマンドを付け加えることで、最終更新の日時を細かく表示することが出来るようになります。
また、日付に関してもより詳しく表示させることができます。
statコマンド
先ほどの"ls --full-time"コマンドも細かく時間を確認できるのですが、個人的によりおすすめなのがこのコマンドです。
stat <確認したいファイルのパス>
以下のような情報がかえってきます。
File: test.txt
Size: 51 Blocks: 0 IO Block: 4096 regular file
Device: 0,67 Inode: 506654958079181277 Links: 1
Access: (0777/-rwxrwxrwx) Uid: ( 1000/rensyu_user) Gid: ( 1000/rensyu_user)
Access: 2025-XX-XX XX:XX:XX.132061300 +0900
Modify: 2025-XX-XX XX:XX:XX.107387700 +0900
Change: 2025-XX-XX XX:XX:XX.116443500 +0900
Birth: -
このコマンドは指定したファイルの詳細な情報を表示させるコマンドです。
時間に関しては、[Access],[Modify],[Change],[Birth]の4つの観点で見ることができます。
(※今回はなぜかBirthが表示されませんでした...)
[Access]:最後にそのファイルへアクセスした時間が表示されます。
[Modify]:最後にそのファイルを更新した時間が表示されます(更新日時的な)。
[Change]:最後にそのファイルのメタデータを更新した時間が表示されます(内容とかじゃなく権限とかを変更する感じ)。
[Birth]:そのファイルの生まれた時間が表示されます。
このコマンドを使用することで、最初に作成された時間や、内容の更新が完了した時間などを細かくわけて確認することができます。
そのため、同期時間の確認等にはもってこいなコマンドになっています。
おわりに
lsコマンドでも確認はできるのですが、個人的にそれ以上の情報が欲しい場面がたびたびあったので、statコマンドには沢山助けられてきました。
個人的に好きなコマンドなので、皆さまもぜひstatコマンドを使用してみていただければと思います。