Fingerprintjs2とは?
Fingerprintjs2とは、ブラウザのフィンガープリントを取得するためのJavaScriptライブラリです。フィンガープリントとは、ユーザーのブラウザやデバイスを一意に識別する情報のことを指します。
つまり、Fingerprintjs2を用いることで、ユーザーのブラウザやデバイスを特定し、追跡することが可能になります。
なぜFingerprintjs2が必要なの?
このライブラリの主な利用例は、ユーザー認証や不正アクセス防止、マーケティング分析などです。たとえば、ユーザーが自分のアカウントから異なるデバイスでログインしようとした場合、Fingerprintjs2によってそのデバイスを認識し、二段階認証を求めるなどの対策を講じることが可能です。また、マーケティング分析においても、個々のユーザーの行動を追跡し、そのパターンを分析するのに役立ちます。
Fingerprintjs2の利点
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高精度: Fingerprintjs2は多くのブラウザ情報(ユーザーエージェント、画面解像度、インストールされているフォントなど)を取得し、それを組み合わせることで、高い精度でデバイスを特定できます。
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容易な導入: Fingerprintjs2はJavaScriptライブラリであるため、HTMLに簡単に組み込むことが可能です。
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広範囲な互換性: Fingerprintjs2は様々なブラウザとデバイスに対応しています。
UUIDとは?
UUID(Universally Unique Identifier)は、その名前が示す通り、全世界で一意な識別子を生成するためのものです。UUIDは32の16進数(例:123e4567-e89b-12d3-a456-426614174000)で表現され、その生成には特定のルールが適用されます。一般的には、ランダムまたは時間ベースのアルゴリズムが用いられます。
UUIDとFingerprintjs2の違い
UUIDとFingerprintjs2の主な違いは、それぞれが生成する識別子の性質にあります。
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一意性と永続性:UUIDは全世界で一意の識別子を生成しますが、その識別子は一度生成されると変わることはありません。それに対して、Fingerprintjs2はブラウザやデバイスの状況(例:インストールされているフォント、ブラウザのバージョンなど)に基づいて識別子を生成するため、その識別子は状況によって変わる可能性があります。
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個々のユーザーとデバイスの追跡:UUIDは単に一意の識別子を生成するだけで、特定のユーザーやデバイスに関連付ける情報を提供しません。それに対して、Fingerprintjs2は個々のユーザーやデバイスを追跡するための情報を提供します。
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用途:UUIDは広範囲の用途に使用され、特定のユーザーやデバイスを追跡することが目的ではありません。それに対して、Fingerprintjs2は主にユーザー認証、不正アクセス防止、マーケティング分析など、ユーザーやデバイスを追跡することが必要な場面で利用されます。