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【Forms × Power BI で始めるアンケート分析】レポート作成編

Last updated at Posted at 2023-12-17

はじめに

この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する クラウド AI by ナレコム Advent Calendar 2023 の17日目にあたる記事になります!

【Forms × Power BI で始めるアンケート分析】アンケート作成編 の続きの記事となります。

以下のレポートを作成していきます。
image.png

全体の流れ

  1. アンケートの作成(前回)
  2. 回答の確認(前回)
  3. 回答データのインポート
  4. データモデル作成
  5. レポート作成

3. 回答データのインポート

「F23_週次アンケート.xlsx」をアプリで開きます。
image.png

「ファイル」を選択します。
image.png

「情報」→「パスのコピー」で URL を取得します。
image.png

Power BI Desktop を開いて、「データを取得」→「Web」を選択します。
image.png

コピーした URL を貼り付けて、
image.png

URL の "?" 以降を削除して「OK」を選択します。
image.png

回答データが記録されているテーブルを選択して「データの変換」をクリックします。
image.png

Power Query エディターが起動されます。
image.png

4. データモデル作成

4-1. Power Query エディター

まずはクエリ名を適切な名称に変更します。
image.png

次に、レポートで不要な列を削除します。
「開始時刻」と「最終変更時刻」を選択して右クリック → 「列の削除」を選択します。
image.png

また、「完了時刻」にはアンケートに回答した日付と時刻が格納されていますが、
今回のレポートでは時刻部分は使用しないので、日付部分のみ抽出します。
「完了時刻」を選択して「変換」→「日付」→「日付のみ」の順でクリックします。
image.png

いくつか列名が長すぎるものがあるので編集していきます。
ダブルクリックで列名編集モードになります。
image.png

キャプチャのように変更しました。
image.png

変更を適用して Power Query エディターを閉じます。
image.png

4-2. リレーションシップ

「新しいテーブル」→ 以下を入力してカレンダーテーブルを作成します。

カレンダー = 
VAR StartDate = "2022/12/01"
VAR Today = UTCTODAY() + 9/24
VAR EndDate = Today
VAR ThisFY = IF(MONTH(Today) > 3, YEAR(Today), YEAR(Today) - 1)
VAR BaseCalendar = CALENDAR (StartDate,EndDate)
RETURN

ADDCOLUMNS(
    BaseCalendar,
    "年", FORMAT([Date], "yyyy年"),
    "月", FORMAT([Date], "MM月"),
    "週", FORMAT(WEEKNUM([Date], 2) - WEEKNUM((EOMONTH([Date], -1) + 1), 2) + 1, "0週")
)

image.png

作成したテーブルを日付テーブルとしてマークします。
image.png

回答データとカレンダーテーブル間のリレーションシップを作成します。
image.png

これでデータの準備はおわりです。

5. レポート作成

5-1. 折れ線グラフ

まずはこちらの折れ線グラフから作成します。
週ごとの回答数、自己満足度の平均値、チームへの満足度の平均値を表しています。
image.png

以下の式で3つのメジャーを作成します。

回答数 = COUNTROWS('週次アンケート')
自己満足度_平均 = AVERAGE('週次アンケート'[自己満足度])
チームへの満足度_平均 = AVERAGE('週次アンケート'[チームへの満足度])

image.png

折れ線グラフを追加して以下のように設定します。

  • X 軸:「月」、「週」
  • Y 軸:「自己満足度_平均」、「チームへの満足度_平均」
  • 第 2 Y 軸:「回答数」
    image.png

自己満足度平均とチームへの満足度平均の目安が分かるように Y 軸の定数線を追加します。
今回は 4 点としたいと思います。
image.png

書式設定で見た目を調整します。
image.png

5-2. カード

次に以下のカードを作成します。
image.png

カードをキャンバスに3つ追加して、それぞれのフィールドに「回答数」、「自己満足度_平均」、「チームへの満足度_平均」をセットします。
image.png

値の色を折れ線グラフで使った色に合わせます。
image.png

5-3. ドーナツグラフ

次に、「困りごとはあるか」に対する回答状況をドーナツグラフで可視化します。
ドーナツグラフをキャンバスに追加して以下のように設定します。

  • 凡例:困りごと
  • 値:回答数

image.png

同じ手順で「自身が週初めに設定した目標と比較して、実際に達成できた成果はどの程度ですか?」に対する回答状況を可視化します。

  • 凡例:達成率
  • 値:回答数

image.png

最後に日付範囲スライサーを作成して完成です。
image.png

おわりに

ナレッジコミュニケーションでは「Musubite」というエンジニア同士のカジュアルトークサービスを利用しています!この記事にあるような生成 AI 技術を使ったプロジェクトに携わるメンバーと直接話せるサービスですので興味がある方は是非利用を検討してください!

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