本記事について
本記事は Claude Code に調査・構成を手伝ってもらいました。
検証環境: Codex CLI 0.131.0, Claude Code 2.1.144, Windows 11
概要
この記事は、Claude CodeからOpenAIのCodex CLIをMCPサーバーとして呼び出せるようにするための初期設定手順です。一度設定すれば、Claude Codeのチャットで「Codexにレビューさせて」のようにCodexをツールとして利用できるようになります。Windows環境を前提に、最短の登録手順とつまずきやすい点を押さえます。
「初期設定手順」のコマンドを上から順にコピペして実行すれば完了します。うまくいかないときの対処や任意の設定は、後半の「補足事項」にまとめています。
全体像
Claude Code(MCPクライアント)から、Codex側のcodex mcp-serverをMCPサーバー(stdio)として起動し、ツールとして使います。
Claude Code (ターミナルの claude / VS Code 拡張 anthropic.claude-code)
│ MCP (stdio, JSON-RPC で子プロセス起動)
▼
codex mcp-server ← OpenAI Codex がツールとして応答
| やりたいこと | サーバー | クライアント | 使うコマンド |
|---|---|---|---|
| Claude CodeからCodexを使う(本書) | codex mcp-server |
Claude Code | claude mcp add ... |
| Codexから別のMCPを使う(対象外) | 任意のMCP | Codex | codex mcp add ... |
前提
この手順は、Codexを自分のすべてのプロジェクトで常用する前提で書いています(そのためuserスコープで登録します)。チームで共有したい場合は、手順1の補足や「参考(任意)」を参照してください。
環境
-
Claude Code + VS Codeを使う前提です。
VS Code拡張anthropic.claude-codeはCLIと同じMCP設定を読むため、後述の登録はそのままVS Code上のClaude Codeでも有効です(追加設定は不要)。 - このPCは
~/.codex/auth.jsonと~/.codex/config.tomlが既に存在し、認証済みの状態です。 -
Claude Codeで作業するプロジェクトフォルダがあること(手順の最初に
cdで移動します)。
前提確認
プロジェクトフォルダへ移動し、CodexとClaude Codeが導入・認証済みか確認します。1行目の<プロジェクトフォルダ>は自分のパスに置き換えてください(空白を含むパスは"D:\my project"のように引用符で囲みます)。
cd <プロジェクトフォルダ> # 例: cd D:\my-project
codex --version
codex doctor
claude --version
codex-cli 0.131.0
(codex doctor: 設定/認証/ランタイムのチェックがずらりと表示される)
2.1.144 (Claude Code)
確認ポイント
-
codex --versionとclaude --versionにて、それぞれバージョンが表示されたこと -
codex doctorにて正常実行できたこと(認証エラーが出なかったこと)
codex doctorで認証エラーが出る(=まだログインしていない)場合は、codex loginで認証してから次へ進みます。codexやclaudeが「認識されません」と出る場合は、未インストールかPATHの問題です。
初期設定手順
1. Codexの登録
CodexをClaude CodeにMCPサーバーとして登録します。常用するのでuserスコープ(-s user)を使います。
claude mcp add -s user codex -- cmd /c codex mcp-server
Added stdio MCP server codex to user config
確認ポイント
-
Added stdio MCP server codex to user configと表示されたこと
-s userは「全プロジェクトで使える」指定です(個人で常用するならこれ。cdした場所に関係なく使えます)。お試しだけなら-s userを省略するとlocal(このプロジェクト専用)、チームで共有するなら-s project(リポジトリの.mcp.jsonに保存され、コミットで共有)に変えます。
Windowsメモ:cmd /cは子プロセス起動を確実にするための指定で、自分でcmdを開く必要はありません。npm版codexの実体がcodex.cmd / codex.ps1のため、cmd /cを付けないとspawn ENOENTや'codex' is not recognizedになることがあります。
2. 登録確認
登録済みのMCPサーバー一覧を表示し、codexがあるか確認します。
claude mcp list
Checking MCP server health…
codex: cmd /c codex mcp-server - ✓ Connected
確認ポイント
-
codexの行に**✓ Connected**が表示されたこと -
✗や! Needs authenticationの場合は「うまくいかないときは」を確認してください
3. 接続確認
codexの接続状態とスコープを詳しく確認します。
claude mcp get codex
codex:
Scope: User config (available in all your projects)
Status: ✓ Connected
Type: stdio
Command: cmd
Args: /c codex mcp-server
確認ポイント
-
Status: ✓ Connectedが表示されたこと -
Scope: User configであること
4. 利用開始
Claude CodeのチャットからCodexを呼び出して、実際に使ってみます。ここだけPowerShellではなくClaude Codeのチャット欄に入力します。
Codex に今の変更をレビューさせて
初回はClaude Codeが「このツールを実行してよいか」の許可を尋ねることがあります。許可するとCodexが動きます。
確認ポイント
- CodexのMCPツールが呼び出され、レビュー結果が返ってきたこと
✅ **初期設定手順は以上となります。**これでClaude CodeからCodexを利用可能です。
補足事項
うまくいかないときは
対処欄のコマンドは、いずれもPowerShellで実行します。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
spawn ENOENT / 'codex' is not recognized
|
cmd /c codex mcp-serverの形になっているか確認(手順1)。cmd /c where codexでcmdからcodexが見えるかも確認 |
already existsと出て登録できない |
既に登録済みです。やり直すならclaude mcp remove codex -s userで消してから手順1を再実行 |
| 認証エラー |
codex loginでログインし直し→ codex doctorで総点検 |
| 一覧に出るのに反応がない |
claude mcp get codexで接続状態を確認。npm binにPATHが通っているか |
| どのスコープに入ったか不明 |
claude mcp listで確認。消すならclaude mcp remove codex -s user
|
参考(任意)
以下は必要なときだけ参照してください。
JSONで登録する
手順1(claude mcp add)と同じ登録をJSON形式で行う代替手段です。CLIの引数よりJSONでまとめて指定したいときに使います。置き換える箇所はなく、下記をそのまま実行できます(サーバー名を変えたいときだけcodexの部分を任意の名前にします)。
claude.exeはネイティブ実行ファイルなので、PowerShellではJSON全体をシングルクオートで囲み、中の"を\"にします。
claude mcp add-json -s user codex '{\"command\":\"cmd\",\"args\":[\"/c\",\"codex\",\"mcp-server\"]}'
登録後の確認は手順2・3(claude mcp list / claude mcp get codex)と同じです。
ダブルクオートで囲む形("{\"command\":...}")はcmd向けで、PowerShellではJSONが壊れてInvalid inputになります。逆にcmdではそのダブルクオート形を使います。
チームに配って.mcp.json(projectスコープ)に直接書く場合の中身です(上のコマンドと同じ内容)。
{
"mcpServers": {
"codex": { "command": "cmd", "args": ["/c", "codex", "mcp-server"] }
}
}
VS Codeネイティブ側でも使いたい場合
VS CodeネイティブのCopilot /エージェントモードでもCodexを使いたい場合は別系統で、リポジトリに.vscode/mcp.jsonを置きます(キーはservers)。これはClaude Codeとは無関係なので、必要なときだけ設定してください。