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内部ALBに静的IPアドレスを設定する

Last updated at Posted at 2021-08-21

はじめに

NLBのターゲットタイプにALBを指定できるようになりました。
下記が最新の情報です。こちらの記事を参考にして下さい。

Network Load BalancerのターゲットグループにApplication Load Balancerを設定する

本記事では、不定期にIPアドレスが変わる内部ALB(Application Load Balancer) に、内部NLB(Network Load Balancer) とLambda を使用して静的IPアドレスを設定する方法について紹介しています。

どうしても内部ALB に静的IPアドレスでアクセスできるようにしたい場合の1つの案になります。

この構成に関する詳細は、下記のAWSブログで記載されております。

この案の全体構成図

00_static_ip_alb.png

構築の簡単な流れ

前提条件

内部ALB が構築済みであること。
(構成図内の赤枠のリースのみの構築手順になります。)

内部NLB用のターゲットグループの構築

管理コンソール > ロードバランシング > ターゲットグループ
[ターゲットタイプ]は、IPアドレス。
[プロトコル]は、内部ALB のリスナーのポートと同じにします。
[ターゲット]は、Lambdaで内部ALBのIPを登録するので未登録のまま作成します。
01_targetgroup_create.png
02_targetgroup_create.png

内部NLBの構築

管理コンソール > ロードバランシング > ロードバランサ
[サブネット]は、内部ALB と同じサブネットに設定します。
[デフォルトアクション]には、作成した内部NLB 用のターゲットグループを設定します。
01_nlb_create.png
02_nlb_create.png
03_nlb_create.png
04_nlb_create.png

S3バケットの構築

管理コンソール > S3 > バケットを作成
[バージョンニング]は。有効にして、更新履歴を確認できるようにしておきます。
01_s3_create.png
02_s3_create.png
03_s3_create.png

CloudWatch Events と Lambda の構築

下記、AWS ブログにアクセスします。

ブログ内の [Launch Stack] をクリックして、CloudFormation のテンプレートを起動します。
01_CFn_exec.png

東京リージョンを選択し 、各パラメータを入力しして、スタックを作成します。
(CWMetricFlagIPCount, InvocationBeforeDeregistration,MAXDNSLookupPerInvocation, SameVPC はデフォルト)
02_CFn_exec.png
03_CFn_exec.png

スタックの作成の完了後、各リソースが作成されたことを確認します。
04_CFn_exec.png

確認

数分後、内部NLB のターゲットグループに内部ALB のIPアドレスが登録されていることを確認します。
01_target_register.png

さいごに

内部ALB に静的IPアドレスでアクセスさせたい要件がでた場合に、この構成について検討する際の参考になれば幸いです。

参考

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