0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

優先順位が決まらない本当の理由と「穴埋め文」の使い方

0
Posted at

やることが多すぎて、順番が決まらない。そんな会議の空回りを減らす話です。

うれしいのは、点数づけより早く「本当に決めること」が見える点です。特別な道具は要りません。

目次

  • 点数づけが空回りする理由
  • くり返すモヤモヤを先に出す
  • 従来の点数づけと何が違うか
  • チームでどう使うか
  • 出典と私の見方

点数づけが空回りする理由

多くのチームは、点数で順番を決めます。候補に点をつけて並べる道具を「フレームワーク」と呼びます。

でもJohn Cutlerさんは、この道具が逆効果になりやすいと言います。細かく分けるうちに、本当の論点が消えるからです。

ふり返りの会でも、道具そのものを疑う声はほぼ出ません。「3点でなく4点にすべきだった」とは、誰も言わないのです。

くり返すモヤモヤを先に出す

ヒントは、何度も話に出るのに決着しない「対立」にあります。対立とは、くり返し起きる、答えの出ない引っかかりです。

[従来の点数づけ]
  候補をたくさん出す
      │
      ▼
  点数をつけて並べる
      │
      ▼
  なんとなく納得(でも動かない)

[この記事のやり方]
  くり返す対立を見つける
      │
      ▼
  穴埋め文で言葉にする
      │
      ▼
  本当に決めることが出る

上の図は2つの進め方を比べています。▼は次の段階へ進む矢印です。上は点数で無理に並べる流れ、下はモヤモヤを先に言葉にする流れです。

従来の点数づけと何が違うか

点数づけの弱点は、数字が主観を隠すことです。主観とは、人それぞれの感じ方です。

別の解説記事に、わかりやすい例があります。同じ「ダークモード」機能を、3人が72点・336点・360点とつけた例です。数字が5倍も開くのに、見た目は客観的です。

Cutlerさんの道具は、点数を出しません。代わりに「なぜ毎回もめるのか」を先に言葉にします。もめる理由が見えれば、その場で決断しやすくなります。ここが新しい点です。

チームでどう使うか

Cutlerさんは、穴埋め文を12個用意しました。空欄を自分たちの言葉で埋めるだけです。たとえばこんな文です。

  • 「○○に何度も話が戻るのに、誰も解決策を持っていない」
  • 「○○はずっと『あと少し』のままだ」
  • 「○○は急ぎに見える。でも理由はあやしい」
  • 「○○は大事なのに、人もお金もつかない」
  • 「○○は範囲が大きすぎる。小さい代案があるのに」

おすすめの順番はこうです(ここは私の提案です)。

  1. 次の優先順位づけ会議の前に配る。
  2. 各自が10分、思いつく空欄を静かに埋める。
  3. 持ち寄って、何度も出た対立を1〜2個選ぶ。
  4. その対立だけ、先に決める。

点数づけは、そのあとで使えば十分です。

出典と私の見方

出典は、John Cutlerさんのニュースレターです。名前は『The Beautiful Mess(TBM)』、第436回です。

原文: https://cutlefish.substack.com/p/tbm-436-tension-based-prioritization

点数づけの弱点の例はこちら: https://www.growthmentor.com/blog/prioritization-frameworks

ここからは私の見方です。点数より先に「なぜ決まらないか」を言葉にする。この順番が肝心だと思います。製品開発に限らず、家庭や部活の話し合いにも使えそうです。

今日覚えること

  • 決まらないのは、道具より「決める覚悟」が足りないから。
  • くり返す対立を穴埋め文にすると、本当に決めることが見える。
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?