この記事について
Djangoで本番運用やチーム開発を行うに当たって、プロジェクトの初期構成にどのように手を入れたらよいかを、The Twelve Factorsなどを参考にまとめたメモです。
「設定ディレクトリ」について
設定ディレクトリは、settings.py
やwsgi.py
のあるディレクトリです。
Djangoのチュートリアル通りに「django-admin startproject myproject 」でプロジェクトを作成すると、myprojectディレクトリが作成された中にさらに設定ディレクトリのmyprojectが作られます。
違和感を覚えた方も多いと思います。実際設定ディレクトリがプロジェクトと同名である必要は全くなく、わかりやすく「config」という名前に変更してしまうのがベストプラクティスとのことです。これはcookiecutter-djangoで採用している方法でもあります。
変更方法
プロジェクトの作成時なら、startproject実行時に指定可能です。
mkdir `project名`
cd `project名`
django-admin startproject config .
プロジェクトの作成後なら、ディレクトリ名を手動でconfig
に修正し設定ファイルの内容を変更します。
manage.py
os.environ.setdefault("DJANGO_SETTINGS_MODULE", "config.settings")
wsgi.py
os.environ.setdefault("DJANGO_SETTINGS_MODULE", "config.settings")
settings.py
ROOT_URLCONF = 'config.urls'
WSGI_APPLICATION = 'config.wsgi.application'
##参考
・現場で使える 基礎 Django