#1.はじめに
Datadogのインストール手順とログ転送手順の備忘録です。
インスタンスはApacheのWebサーバを想定しております!
#2.公式ドキュメント
今回の手順のベースは公式に書かれています。読みやすい。
https://docs.datadoghq.com/ja/agent/
#3.作業開始
##3-1.エージェントのインストール
公式に倣い、インスタンスにsshして以下のコマンドを実行。
実行ディレクトリは任意だったはず。API KEYはUIから確認可能です。
$ ssh インスタンス
$ DD_AGENT_MAJOR_VERSION=7 DD_API_KEY=ご自身の環境のAPI KEY bash -c "$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script.sh)"
##3-2.datadog-agent.yamlの編集
エージェントをインストールすると/etc/datadog-agent
ディレクトリが作成されます。
この中にエージェントのコンフィグ一式が入っており、datadog-agent.yaml
のAPI KEYは初期設定だとブランクなので追記します。
$ cd /etc/datadog-agent
$ sudo vi datadog.yaml
10 api_key: ご自身の環境のAPI KEY(英数字の羅列)
追記後にファイルのオーナーとグループをrootからdatadog-agent
に変更。
$ sudo chown dd-agent:dd-agent datadog.yaml
##3-3.エージェントの起動
インストール時点ではエージェントが停止しているので起動します。
エージェントがActiveになるとDatadogにデータが流れ始めるので、あとはUIを良い感じにします。
$ sudo service datadog-agent status
$ sudo service datadog-agent start
エージェントの設定状況が見たい場合は以下のコマンドで確認可能。
$ sudo datadog-agent status
#4.ログ転送
##4-1.datadog-agent.yamlの編集
ログを転送する場合はdatadog-agent.yaml
に以下の設定が必要です。
本手順ではApacheディレクトリに配置したアクセスログaccess.log
をDatadogに転送します。
ディレクトリやパスはご自身の環境に読み替えてください。
$ cd /etc/datadog-agent
$ sudo vi datadog-agent.yaml
415 logs_enabled: true
##4-2.conf.yamlの作成
apache.dディレクトリに移動し、conf.yaml.exampleをコピってconf.yaml
を作成します。
この辺りの設定は公式を読むと理解が深まると思います。
https://docs.datadoghq.com/ja/integrations/apache/#containerized
$ cd /etc/datadog-agent/conf.d/apache.d
$ cp conf.yaml.example conf.yaml
作成後はviで345行目に以下を追記。
公式に構文が載っていますので必要に応じて参照してください。
$ sudo vi conf.yaml
345 logs:
346 - type: file
347 path: /access.log #置いてあるディレクトリのフルパス
348 source: apache
349 service: apache #ご自身の環境のサービス名など
##4-3.パーミッションの変更
ファイルのオーナーとグループをrootからdatadog-agentに変更します。
$ sudo chown dd-agent:dd-agent datadog.yaml
##4-4.エージェントの再起動
変更後にエージェントの再起動でconf.yaml
を読み込んであげるとログ転送が開始され、UIのLogs
から閲覧が可能です。
$ sudo service datadog-agent status
$ sudo service datadog-agent restart
#5.おわりに
ログ転送はドキュメントの読み込みが必要でしたが、特にハマりはしませんでした。
インストールは本当にONE-STEPですw
公式は偉大だ!
本記事が読んで頂いた方のお役に立てますと幸いです。