1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

lolexでE2Eテストの現在時刻をモックする

Last updated at Posted at 2016-04-01

概要

E2Eテストで、現在時刻を決め打ちしたく、ブラウザ上で時間をモックする方法を試行錯誤した。その過程と解決方法をメモしておく。フレームワークはNightwatchを使っている。

プロセス

sinon.jsとwebpackの相性が悪い

sinon.jsにFake timerというのがあったのでそれを使おうと試みた。

Nightwatchでできるのが、ブラウザの中でサードパーティを読み込む感じのことではなかったため、webpackでサーバーを立てるときに、NODE_ENV=e2eTestの時だけsinon.jsをglobalに読み込もうとした。

そこで以下のissueにあるような問題が生じた・・・。一通り試したが、どうもブラウザに読み込むのは難しいようだった(ここで結構時間を消耗しすぎた感があった)。

lolexを試してみることに

そもそもsinon.jsのFake timerはlolexというライブラリを使用しているらしい。今回はsinon.jsすべての機能が必要だったわけではないので、時間操作だけできるlolexを使用してみることに。

結果的には以下の様なコードでlolexを読み込むことができた。ワークアラウンドっぽいですが・・・。

// アプリケーション側のコード
if (__E2E__) {
  window.lolex = require('lolex');
}

これをE2E側の必要な箇所で使用する。Nightwatchの実行環境はNode.jsなので、ブラウザ側で実行するためにexecuteを使う必要がある。

// テストコード
browser
  .execute(function () {
    const clock = window.lolex.createClock(new Date(2015, 7, 20, 19, 45));
    window.Date = clock.Date;
  });

これにてブラウザ側でも時間を自由に操作することができた。注意点として、moment.jsをアプリケーション側で使っている場合、以下のように書く必要がある。

// NG
moment();

// OK
moment(new Date());

詳細な理由は以下のissueに書いてあった。

まとめ

解決のプロセスにも問題があったと思うが、E2Eはけっこう独特なスキルが必要だなと改めて感じた・・・。どうにかいい感じに付き合ってゆく方法を見つけたい

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?