前任者から、リード管理のスプレッドシートを引き継ぎました。マーケで取ったリードを、インサイドセールスがどこまで追ったかを管理するシートです。
タブは、リードの一覧、キャンペーンの情報、リードソース、ISのステータス管理、集計、と何枚もありました。
集計タブのセルを1つ選ぶと、こういう数式が入っています。
=COUNTIFS('リード一覧'!F:F,$A5,'リード一覧'!K:K,"商談化")
数式の意味は分かります。リード一覧のF列が$A5と同じで、K列が「商談化」の行を数えている。分からないのは、F列とK列に何が入っているかです。見出しを確かめるには、リード一覧のタブを開いて、列を数えて、また集計タブに戻るしかありません。
これを、セルを1つ選ぶたびにやっていました。
引き継いだ最初の週に、3つのやり方を試しました
1つ目は、タブを切り替えて目で探すやり方です。確実ですが、参照が2つ3つ入っている数式だと、タブを行ったり来たりしているうちに、どのセルを確かめていたのかを忘れます。
2つ目は、数式をコピーしてChatGPTに意味を聞くやり方です。COUNTIFSが何をしているかは、きれいな説明が返ってきます。ただ、F列に何が入っているかはChatGPTには分かりません。シートの中身を渡していないからです。結局、自分でタブを開いて確かめることになりました。
3つ目は、たぶん合っているだろうで進めるやり方です。これで実際に数字がずれました。
参照先を開かずに中身を見る
参照先を見に行く往復が面倒だったので、選んだセルの参照先の中身を、その場に出すChrome拡張を作りました。SheetPeekという名前です。
集計タブで上の数式が入ったセルを選ぶと、画面の横にこう出ます。
- 参照しているのは「リード一覧」のF列とK列
- F列の見出しは「リードソース」、K列の見出しは「ISステータス」
- 先頭の数行に実際に入っている値
- 列のうち、中身が入っているセルの数
タブを切り替えずに「F列はリードソース」だと分かります。参照先がさらに別のタブを見ている場合は、そのセルを選び直してください。同じように出ます。
IMPORTRANGEで別のファイルを見ている部分だけは、中身を読めないので「別ファイル」とだけ出ます。
読んだ値は画面に出すだけで、ブラウザの外には送りません。仕事のシートで使うので、ここは最初に決めました。
引き継いだシートでは、この3つを最初に確かめます
SheetPeekを使うかどうかに関係なく、引き継いだシートを開いたら最初にこの3つを見ます。
- 集計タブの数式が、どのタブを見ているか
- そのタブの見出しが、数式の意図と合っているか
- 対応表やマスタのタブに、最近増えた項目が入っているか
3つ目のずれは、数式が正しくても起きます。キャンペーンやリードソースのように、運用しているうちに増えていく一覧は特に危ないです。
SheetPeekはChromeウェブストアで公開しています。入れるとGoogleスプレッドシートの画面にパネルが出て、セルを選ぶだけで動きます。