表題のように Filemaker Server 18 を Windows Home 10(64bit) にインストールし、データベースファイルを LAN上で共有することができた。
当然、サポートされていない機能なので もし、試される方はすべて自己責任
ということで
Qiitaの記事
Windows 10 Pro に FileMaker Server をインストールする
を参考にしてみた。
これは、
バージョンは FileMaker Server 14 および FileMaker Server 15
で、(ご本人にとっては)うまくいかなかったらしいが、以下の部分はそのまま利用できた
- ARR(Microsoft Application Request Routing)手動インストールの方法
- コマンドプロンプトでセットアップする記事の紹介
Admin On the Run: FileMaker 14 Offline Installation - Since FM can't write decent documentation
ただし、こちらも FS14 の記事なので FS18にはそのまま適用できない。
これらをすべてまとめて、インストールから、LAN上で共有データベースを開くまでの手順をまとめてみた。
0.必要なもの
- Windows 10 Home(64bit) 32ビット版ではインストールできない。必ず64bit版
- FMサイトよりダウンロードしたライセンスファイル(LicenseCert.fmcert) ※18からライセンスキーではダメになったみたい
- インストール手順
(1) サーバーインストールプログラムを解凍する、というか以下の準備がないと解凍したところで、それより先に進めなくなる.
※以下解凍先は C:\FileMaker Server 18 とする
(2) ARRを手動でダウンロードし、インストールする
[Application Request Routing 3.0 Stand-alone package (IExpress) x64] (http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=47332)
(3) 必要なものに挙げたライセンスファイル(LicenseCert.fmcert)を任意のフォルダに持ってくる(というか次の(4)で場所を指定する)
(4) 解凍先フォルダにある以下のファイルを編集する
1. Files\Assisted Install.txt
2. Files\Setup.ini
Files\Assisted Install.txtの中の
License Certificate Path=
という行を
License Certificate Path=C:\FileMaker Server 18\LicenseCert.fmcert
とライセンスファイルのをwin形式のフルパスで指定するよう変更する。
Files\Setup.ini の末尾の
PreReq13=Microsoft Application Request Routing 3.0.prq
PreReqFeatures13=Common
の2行を削除する。
(5) 以上の準備ができたら、コマンドプロンプトを開き
cd C:\FileMaker Server 18¥Files
setup.exe /V”/log %temp%\FM18InstallLog.log ARRINSTALLED=1"
で、インストールする。ダブルコーテーションを忘れないこと。
これで、Windows 10 home に FileMaker Server 18 のインストールはできた。インストール中にSSLサーバ証明書が必要というメッセージが出るがファイルメーカーのデフォルト証明書を使用する(自分のように証明書のない場合)
インストール後、DBがネットワーク共有できるまで(続く予定)