#はじめに
Youtubeなど動画再生をハードウェアデコードし確認する方法を書きます。
以前は、ブラウザを自分でビルドするなど、少しハードルが高かったのですが、
Chromium86からArchの標準リポジトリがVAAPIパッチ対応になって
手軽に試せるようになりました。
#インストール
ターミナル
sudo pacman -S chromium
#フラグ設定
フラグを有効にする
ターミナル
tee ~/.config/chromium-flags.conf <<EOF >/dev/null
--enable-accelerated-video-decode
EOF
##確認
Chromiumの検索窓で
chrome://gpu
Chromiumの検索窓で
chrome://media-internals
###デコーダー名の種類
kVideoDecoderName | ソフト or ハード |
---|---|
MojoVideoDecoder | ハードウェアデコード |
GpuVideoDecoder | ハードウェアデコード |
VpxVideoDecoder | ソフトデコード |
FFmpegVideoDecoder | ソフトデコード |
DecryptingVideoDecoder | ? DRM動画(ネトフリやアマプラなど) |
#動作環境
Manjaro KDE Edition 20.2.1
Chromium バージョン: 88.0.4324.96(Official Build)Arch Linux (64 ビット)
AMD Ryzen 5 3400G with Radeon Vega Graphics
#参考
https://aur.archlinux.org/packages/chromium-vaapi/
vaapiパッチの元になったAURのリポジトリです。
コメント欄に様々なヒントが書かれています。