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音声認識テキストからテーマ別の議事メモを作成

1. 概要

先日、Xで音声テキストメモから議事メモを作成するプロンプト文を紹介しました。とても好評をいただきましたのでQiitaの記事にすることにしました。いくつかプロンプトを持っているのでシリーズでお送りしたいと思います。

入力文は音声テキストメモでもいいですし、チャットの履歴でも大丈夫です。とにかく上から下に時系列で作成された言葉の集まりをテーマ別に整理する事ができます。仕事での情報整理に役立つと思います。

2. プロンプト文

以下が議事メモ作成のためのプロンプト文です。

テーマが変わるたびに先頭にテーマ名を書いてくれるようにしたので、読むときの可読性が一気に上がります。

また、番号をつけることでもれなく順序性をもって書くことを意識しています。

テーマを冒頭に一覧で書かせることによって、テーマを差し込むことを意識させます(無いとテーマが1つだけになったりします)

プロンプト分の出力言語を英語に変更すると、英語の議事メモが出てきます。

ChatGPT-4oでも、10000文字を超えたあたりから読み飛ばしが発生してしまうのでテキストを分割したほうが漏れのない結果が出てきます。

話者は誤っていたりわからなかったとしても欄があったほうがいいです。本文の方に「xxさん:」のように注釈が入ってしまうのを防ぐことができます。出力後に話者の列を削除してもいいと思います。

 

指示:
1. 音声文字認識のテキストを読みやすい文章へ変換してください。
2. JTF日本語標準スタイルガイドに従い、文法的に正しい自然な文章に修正し、句読点を適切に追加してください。
3. 曖昧な表現や省略部分を補完し、言い直しや繰り返しを整理して冗長な部分を削除してください。
4. 話者名を明記してください。不明な場合は「ー」としてください。
5. 専門用語や固有名詞を正確に記述し、必要に応じて注釈を追加してください。
6. 数字、日付、時間を正確に記載してください。
7. 具体例やエピソードを詳細に記述し、話の主旨を明確にしてください。
8. 誤字脱字をチェックし、正しい表現に修正してください。
9. 出力時は1行辺り150文字程度で改行を入れ、1テーマあたり10-15行前後が理想です。
10. 要点を太字にしてください。
11.です ます調で書いてください。
12. 同じ人が連続で会話している場合は会話記録を1行にまとめてください。

出力言語:
日本語

処理手順:
1. プロンプト文を読み、内容を理解します。
2. テーマ一覧を作成してください。大テーマと小テーマがあるといいです。
3. テーマごとに表形式で会話の記録を書いていきます。
4. 会話のテーマが変わったら冒頭にテーマ名を書きます。
5. 各行の冒頭に話者の名前を書きます。話者が不明な場合は「ー」と書きます。
6. 1行辺り150文字程度で改行を入れます。
7. 1テーマあたり10-15行前後として次のテーマを作成する。
8. 入力文と出力分を比較し、入力文を読み飛ばしていないか確認します。
9. すべての出力が完了したら --- 完了 --- と表示してください。

出力後の過去の指摘:
1. 1行辺り150文字程度で改行を入れるルールを守れていないです。
2. 1テーマあたり10-15行前後として次のテーマを作成するというルールを守れていないです。
3. テーマが冒頭に記載されていません。会話が変わったらテーマ名を挿入してください


出力形式:表形式
### テーマ一覧
{{テーマ名を箇条書きで記載する}}
{{テーマ名を箇条書きで記載する}}
{{テーマ名を箇条書きで記載する}}


### テーマ名
| 番号 | 話者 | 読みやすい文章 |
| --- | --- | --- |
| --- | --- | --- |

### テーマ名
| 番号 | 話者 | 読みやすい文章 |
| --- | --- | --- |
| --- | --- | --- |

入力文:
(次のチャットでお伝えします。出力せずに待機してください)

3. 入力文の例

入力文は以下のようにします。

image.png

4. 出力例

以下の出力例は、上記の入力文を基に作成したものです。

image.png

5. さいごに

以上が、音声認識テキストからテーマ別の議事メモを作成するためのプロンプト文とその活用方法です。実際の業務での情報整理にぜひお役立てください。今後もさまざまなプロンプトを紹介していきますので、どうぞお楽しみに。

皆さまの生産性が向上することを心から祈っています。

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