はじめに
在宅勤務やリモート環境で、VPN経由で会社のActive Directoryドメインにログインする必要がある場合、新規ユーザーの初回サインイン時に次のようなエラーが表示されることがあります。
We cannot sign you in with this credential because your domain isn’t available.
原因
このエラーは、Windowsが会社ドメインコントローラに接続できないため、資格情報を確認できない状況で発生します。
通常、社内LANに直接接続していれば発生しませんが、VPNを使う場合は初回ログイン時に特別な手順が必要です。
📌 ポイント
- 新規ユーザーの資格情報は、まだローカルPCにキャッシュされていません。
- Windowsはログイン時にドメインコントローラへ問い合わせますが、VPN接続は通常、OSログイン後に確立されるため、この時点では未接続です。
- そのため「ドメインに接続できない」というエラーになります。
1. ログイン画面で Network sign-in
通常のサインインではなく、ネットワーク経由のサインインを選択します。
2. VPN接続方法を選択
ここで、VPNクライアントの接続オプションが表示されます。
環境によっては「RECOVERY」や「Always On VPN」などの選択肢があります。
3. VPN認証を行う
会社支給のVPNアカウントで認証を行い、VPN接続を確立します。
4. ドメインログインを再試行
VPN接続後に、再びドメインユーザー名とパスワードを入力すると、ドメインコントローラと通信できるためログインが成功します。
まとめ
- 新規ユーザーの初回ドメインログインでは、VPN接続が必要
- ログイン画面のNetwork sign-inからVPNを接続すれば解決
- 2回目以降はキャッシュされた資格情報でログイン可能