はじめに
私は普段PHPを使って開発をしていますが、今までよく聞くもののあまり触れたことがないJavaについて、この機会に仕様や違いを調べて言語の理解を深めてみました。
Javaとは
「Write Once, Run Anywhere(WORA)」というスローガンを掲げたオブジェクト指向のプログラミング言語です。Java仮想マシン(JVM)によってどのプラットフォームでも実行できるので、Webアプリケーション開発以外にスマホアプリ開発等幅広く使用されています。
殆ど同じ時期に登場したのに、PHPはWebアプリケーション開発に特化しているのに対して、Javaは開発幅が広いのは意外でした。
Hello,Worldしてみる
JDK(Java Development Kit)をインストールした上で、下記のコードをHelloWorld.javaに保存します。
public class HelloWorld {
//ここでメインメソッドを指定(プログラムが開始される)
public static void main(String[] args) {
// System.out.printlnはコンソールに文字列を出すためのメソッド
System.out.println("Hello, World!");
}
}
その後、HelloWorld.javaのファイルが保存されたディレクトリで下記のコマンドでコンパイルします。
javac HelloWorld.java
//このコマンドにより、同じフォルダ内にHelloWorld.class というクラスファイルが生成されます。
コンパイルが成功後、下記のコマンドでHello, World!と表示されます。
java HelloWorld
一方PHPだと、例えばHelloWorld.phpに下記のコードを保存します。
<?php
echo "Hello, World!";
?>
その後下記コマンドで表示することが出来ます。
php HelloWorld.php
PHPでは数行のコードで出力でき、コマンドもJavaと比べるとコンパイル分少ないので直観的に理解しやすいんだな、と気付きを得ました。
変数の宣言
他にも違いはあり、Javaは静的型付け言語なので、変数を宣言する際、データ型を指定する必要があります。
int num = 5;
string sample = “Hello”;
PHPは動的型付け言語なので、変数を宣言する際にデータ型を特に指定する必要がないです。
$num = 5;
$sample = “Hello”;
プロジェクトの規模傾向
Javaは開発幅が広いと書きましたが、厳密なオブジェクト指向なので保守性が高く、セキュリティコントロールもしやすいため、傾向として大規模プロジェクトに使われることが多いです。オブジェクト指向自体が大規模プロジェクトに適しているのも理由として大きいでしょう。
PHPの場合、スピーディーに開発できるので小中規模のプロジェクトに使われることが多いです。
まとめ
Javaがなぜ色々なところで使われているのか、それを理解できたので良かったです。また、Javaを知ることで、PHPについても改めて理解を深めることができました。
参考資料:
The Java™ Tutorials
PHP マニュアル - Manual
採用拡大中!
アシストエンジニアリングでは一緒に働くフロントエンド、バックエンドのエンジニア仲間を募集しています!
少しでも興味ある方は、カジュアル面談からでもぜひお気軽にお話ししましょう!
お問い合わせはこちらから↓
https://official.assisteng.co.jp/contact/