ページ右上に赤い破線で示される横長長方形のエリアを「ゴーストインターフェース」と呼びます。ここにマウスオーバーしながらキー入力をすることで、5つの機能が扱えます。
1.現在開いているタブ全ての「URL」を保持し、後から一括で開けるようにする。
ゴーストインターフェースには左、中央、右の3つのエリアがあり、それぞれにマウスオーバーすると、赤い破線が黄色、緑、青に変わります。
黄色のときに数字の1~9までのキーを入力すると、現在開いているタブ全ての「URL」が、1~9キーに紐づけられます。
この状態で中央、破線が緑になるエリアにマウスオーバーして1~9までのキーを入力すると、1~9キーに紐づけられているサイトのURLリストが表示されます。
さらにゴーストインターフェースの右側エリアにマウスオーバーし、破線が青になっているときに1~9までのキーを入力すると、1~9キーに紐づけられているサイトのURLリストに基づき、1つまたは複数のページが一気に開きます。
2.現在開いているタブ全ての「状態」を保持し、後から一括で開けるようにする。
これにはGoogleChromeのタブ復元機能が使われます。基本的な操作は上で説明したURLの扱いと同じです。ただキーがa~zに変わるだけです。
3.冗長なブックマークのリストを「ちょうどいいところから」表示する。
ゴーストインターフェースの領域内にマウスポインターを置くと「N%」というポップアップが出ます。
Nはゴーストインターフェースの左端を0%、右端を100%とした時の、マウスポインターがある座標の数値です。ブックマークされたページが100あるとき、50%の座標でホイールスクロールを下方向に行うと、およそ50番目のブックマークページからリストが表示されます。
4.冗長な履歴のリストを「ちょうどいいところから」表示する。
N%が表示されているときに上スクロールで、ブックマークの時と同じロジックで履歴リストが表示されるほか、ゴーストインターフェースの領域内にマウスポインターを置いて、Ctrlキーを押すと赤い破線を消したり、機能そのものを休眠させることができます。通常→赤破線なし→休眠→通常、というように、Ctrlキーを押した回数でモードを切り替えることができます。
また、 @ キーをゴーストインターフェースにマウスホバーしながら押すと、直近に閉じたタブ/ウィンドウのリストを「N%」位置から呼び出せます。
5.独自のブックマークリストを管理できる。
ゴーストインターフェースにマウスオーバーし、シフトボタンを押しながら上ホイールスクロールをすると、その時開いているページを独自のお気に入りリスト「GhostFAB」に加えることができます。
シフトボタンを押しながら下ホイールスクロールをすると「GhostFAB」のリストを開くことができます。
この拡張機能には日本の特許庁から特許査定を受けたGUI「ゴーストインターフェース」が使用されています。さらに、関連する複数の特許も現在出願中です。
荻原開発でした。https://x.com/OgiDevelopment

