はじめに
FFmpegというソフトを使って、連続した静止画から動画を作成しました。
別記事で紹介しているKC4-C-100Aを使って連続撮影した静止画から動画を作成するということがきっかけの為、KC4-C-100Aのツールが対応してるWindows®を前提とした説明にしていますが、KC4-C-100Aに関係無くお読みいただけます。
動画作成手順
1. FFmpegダウンロード
以下の手順でFFmpegのインストーラーをダウンロードしてください。
- FFmpeg公式サイトに行く
- 右側にある「Download」ボタン ⇒ Windowsマーク ⇒ 「Windows builds from gyan.dev」を順にクリックして別サイトに飛ぶ
- 下にスクロールし「ffmpeg-release-full.7z」からファイルをダウンロード
2. FFmpeg起動
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解凍
ダウンロードした7zファイルを解凍してください。7zファイルを解凍できない場合はこちらから解凍ソフトの「7-Zip」をダウンロードして解凍してください。 -
フォルダ移動
解凍したファイルを任意の場所に保存してください。本記事では「ドキュメント」の下に作成した「FFmpeg」というフォルダに保存します。解凍したフォルダの中に「bin」というフォルダがあるので、コマンドプロンプトを立上げ、「bin」フォルダに移動してください。コマンドプロンプトでのフォルダ移動は下記を貼付け「Enter」キー押下にて移動出来ます。
※「ffmpeg-5.1.2-full_build」はダウンロードしたバージョンにより異なります。cd %USERPROFILE%\Documents\FFmpeg\ffmpeg-5.1.2-full_build\bin
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起動確認
フォルダ移動後、コマンドプロンプトにffmpeg
と入力し「Enter」キーを押して下図のようにFFmpeg情報が表示されば、正常に起動することが確認できます。
3. 動画の作成
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静止画ファイル準備
FFmpegの「bin」フォルダの下に「image」というフォルダを作成し、動画の元になる静止画をコピーし、ファイル名を「001.jpg」から始まる3桁連番にリネームしてください。
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動画作成コマンド実行
以下のコマンドをコマンドプロンプトに貼付け「Enter」キーを押すと「bin」フォルダに「output.avi」という名前の動画が作成されます。ffmpeg.exe -r 10 -i image/%03d.jpg -vcodec mjpeg -qscale:v 0 output.avi
各オプションの説明を下表にまとめます。
オプション 説明 -r 10 1秒間に入れる画像の枚数(フレームレート)の設定。
別記事で0.1秒毎に撮影した画像を用い、等速動画を作成するために10を指定しましたが、例えば50を指定し5倍速動画を作成することなども可能です。-i image/%03d.jpg 動画の元になる静止画ファイルの設定。
ここでは「image」フォルダにある「001.jpg」から始まる3桁のJPEGファイルを指定しました。-vcodec mjpeg コーデックの設定。 mjpeg
やlibx264
などを指定します。-qscale:v 0 出力する動画品質の設定。
値を小さくすると高品質ですが、ファイルサイズは大きくなります。
結果
最後に
いかがでしたでしょうか?
別記事では倍速動画を応用した、KC4-C-100Aを使ったタイムラプス動画作成を紹介しています。こちらも是非ご確認ください。
タイムラプス動画をLTEゲートウェイ「KC4-C-100A」を使って作成
注記
- 商標
- Windows®は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft® Windows® の正式名称は、Microsoft® Windows® Operating Systemです。
- その他本文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。