Qiita株式会社は医療領域のDXをはじめとした様々なサービス提供を行っている株式会社アルゴリズムとの共催ハッカソン『Qiita×Algorithm Medical Hackathon』を、2022年10月15日（土）・10月16日（日）に開催しました。
この記事では、16チームが参加した同イベントの様子をお伝えします。

株式会社アルゴリズムについて

「知的探究心で、社会をよくする発明を。」をミッションに掲げ、 デジタルマーケティングをもとに、医療領域のDXをはじめとした様々なサービス提供により、 社会に新しい仕組みをつくる事業創発ベンチャーです。

株式会社アルゴリズムのホームページへ

医療の課題をテクノロジーでハックしよう

イベントの冒頭では、株式会社アルゴリズム代表の勝俣氏によるイベント趣旨の説明がありました。

昨今医療業界は新型コロナウィルスによる病床のひっ迫や、なかなか進まないデジタル化など課題が山積みになっています。
そんな中、テクノロジーを活用して医療業界が抱える課題を解決するきっかけを作りたいとう思いから、「医療の課題をテクノロジーでハックしよう」をテーマに本イベントの開催が企画されました。

出場チームと審査員の紹介の後に、インプットセミナーが行われ、審査基準のほか提供APIや昨今の医療業界における問題が共有されました。

アイディアソン と ハッカソン の様子

インプットセミナーの後はアイディアソンの時間です。お招きした2名の医師への質問も活発に行われました。

アイディアソンが終わるといよいよハッカソンです。

成果発表

2日にわたって行われたハッカソンの成果発表が行われました。
参加した16チームと各チームの作品はこちらです。

• ブルーベリー駆動開発「Blueberry Jam」
• eagles+「研修医のカルテ記入補助システム」
• MATSU OK ROCK「First Chibunion」
• 赤い芸人「全国共通電話病院予約システム」
• ドル円ボンバー「医療ハッカソン日記の力で予防医療」
• NewIT「診察予約システムのご紹介」
• HIPPO「KOSHI NAOSU」
• Campers「monina」
• taptappu「ヒューマノイドサーバー」
• Team AI「ヨヤクトレール」
• もいせん卒業生チーム「快適な受診体験」
• ばじー「診療時間予測予約システムの提案」
• React 「『診察その後くん』WEBアプリのご紹介」
• 運営者ギルドチーム「自分と暮らす 楽しんでつける日記アプリ」
• ソーシャルレジデンス福生「Yobo」
• てりたま「レコサポ」

表彰式

最優秀賞

最優秀賞に選ばれたのは、HIPPOチームです。

HIPPOチームが作成した「KOSHI NAOSU」は、科学的根拠に基づいた楽しく続けられる腰痛対策サービス。
3,790万人と非常に多くの人が変形性腰椎症（腰痛）に苦しんでいるものの、「マッサージや整形外科等からどこに行けばいいのかわからず、治療費も毎回かかるため、続かない」という課題から、完治する人が少ないことに着目して作られました。

審査員のコメント

デザインとデモのクオリティが高く、自分も「腰痛いけれど整形外科に行けばいいのか整体に行けばいいのかわからない」という状況に直面したことがあり、身近な課題に取り組んでいた点で選ばせていただきました。

優秀賞

優秀賞に選ばれたのは、てりたまチームです。

てりたまチームが作成した「レコサポ」は、看護記録のDX化をテーマに、看護記録作成にかかる時間の削減や看護記録の品質向上を行うサービス。

看護記録はSOAP（subjective：主観的情報 / objective： 客観的情報 / Assessment： 評価 / plan： 計画）と呼ばれる4つの項目に沿って記載されるが、AとPの入力ハードルが高く、SとOの取捨選択が難しいという課題に着目して作られました。

審査員のコメント

実際の医療現場での課題を扱っており、バックエンドもフロントエンドもAPIも活用していて、使えば使うほどデータがたまっていく将来性、この3つの観点で選ばせていただきました。

アルゴリズム特別賞

素晴らしい作品が多かったため、優秀賞と最優秀賞のほかにアルゴリズム特別賞が設けられました。
受賞したのは、赤い芸人、React、運営者ギルドチームの3チームです。

参加者プレゼント

『Qiita×Algorithm Medical Hackathon』にご参加いただいたチームの中から抽選で全員にAppleの「AirPods Pro(最新モデル)」をプレゼントを行う参加者プレゼント企画。選ばれたのはNewITチームでした。

さいごに

『Qiita×Algorithm Medical Hackathon』にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

コロナ禍によってハッカソンもオンラインで開催されることが増えましたが、オフラインだからこそ生まれるコミュニケーションが垣間見られ、懐かしい気持ちになりました。

Qiitaでは今後もハッカソンイベントを企画してまいりますので、ぜひご参加ください。

Qiita公式イベント一覧ページへ