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【Flutter】showDialog で Navigator.of(context).pop() を実行しても閉じれない件

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こんな情報をほしい人がいるのかわかりませんが、勉強として CupertinoTabScaffold を使っていた際に発生して困ったので、こんなふうにして回避したよ、という話です。

結論から言うと、大抵どこのサンプルも BuildContext 型の引数を context と表示しているので、ネストした場合も考慮して、名前を変えるなりしてちゃんと意識しましょうね、というお話です。

そもそも何をしようとしていたのか?

iOS の UITabBar のように、タブで切り替えた画面の中でナビゲーションできないかを調査していました。

material の BottomNavigationBar だと、push したときに画面下部のタブバーの部分も覆うように画面が追加されてしまうので、タブバー部分は隠れないように実装するにはどうすればよいか、という調査です。

タブバー部分が隠れないように push できる方法として、CupertinoTabScaffold があることを知りました。

何に困ったのか?

タブ内で遷移後、showDialog でプログレス表示を行い、タイトルにもある Navigator.of(context).pop() でプログレスを消そうとしたところ、予想外の結果となりました。
プログレスを消すことができませんでした。
(なんとなく、すぐに理由は推測できましたが・・・)

下の画像をご覧ください。
プログレスを表示した後、数秒後に Home2 と書かれた元の画面の方が pop されてしまっています。

flutter_cupertinoTabScaffold_dialog.gif

一方、CupertinoTabScaffold ではなく、BottomNavigationBar の場合は下のようになります。
pop でちゃんとプログレスが消されています。
なお、BottomNavigationBar なので、 Home2 の画面は画面下部のタブを隠すように push されているのもわかります。

flutter_bottomNavigation_dialog.gif

解決方法

適切な context を渡してあげれば OK です。
私はまだ感覚的に理解しているだけですが、結論だけ先に書いておくと

// NG コード
showDialog(
  context: context,
  barrierDismissible: false,
  builder: (BuildContext context) {
    return Container(...);
  },
);
await Future.delayed(Duration(milliseconds: 3000));
Navigator.of(context).pop();
// OK コード
BuildContext innerContext; // 内部の context を保持しておくためのもの
showDialog(
  context: context,
  barrierDismissible: false,
  builder: (BuildContext context) {
    innerContext = context; // builder で使われている context を innerContext に保存しておく
    return Container(...);
  },
);
await Future.delayed(Duration(milliseconds: 3000));
Navigator.of(innerContext).pop(); // context ではなく innerContext の方を使う

OK コードの方に変えたことで、下のような動きになりました。

flutter_cupertinoTabScaffold_dialog2.gif

まとめ

showDialog(
  context: context,
  builder: (BuildContext context) {
    // 外側にある context と このスコープ内の context は同じかな?
  },
);

今回は showDialog で困ったケースのお話でしたが、上記のように、ネストして builder が存在すると、その存在ごとに引数名を context にしてしまっていると思います。

そうなると、あるタイミングで使いたいと思ったときに、そのタイミングでアクセスできる【context 】は、果たして自分がほしい context なのか?ということを考える必要があります。

OK コードで示した例も、参照の保持の仕方、サンプルが await で 3 秒待つケースだから、ということで、簡単に対処できたケースの1つに過ぎません。

私自身も Flutter の勉強をし始めたばかりなので、こういった初歩的な躓きは全部躓いていきたいと思っています。

差し当たり、本件に関しては showDialog の返り値から context または context のようなものを取得できないのかを調べてみようと思います。

下のようにできたらわかりやすいですよね?

var dialog = showDialog(...);
await Future.delayed(Duration(milliseconds: 3000));
Navigator.of(dialog).pop();
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