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PM兼PMOのAI活用:Slack要約で横断調整がラクになった話

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Last updated at Posted at 2025-12-19

はじめに

株式会社ONECOMPATHの高橋です。
PM兼PMOとして複数プロジェクトに関わっています。
通常はSlackを追えていても、MTG続き・急な課題発生・議論の急増などで、短時間に大量の情報が流れると追いつけなくなります。

そこで、どうしても読む時間がない時だけSlackログをAIに要約してもらう方法を実践しています。
「毎日運用」ではなく、最速で必要な情報を取得するための手段です。

前提:全社員にAIツールが配布されている

当社では、全社員にAIツール(GeminiやGenU)が配布されており、業務での活用が推奨されています。
また、開発者には上記に加えてCopilotなども配布されており活用をしています。

「Slack AI機能あるじゃん」→ポリシーで禁止されていた

調べてみると、Slack ProやBusinessプランには要約機能やAIエージェント機能があるようです。

「何で有効になってないんだ?」

...と思って情シスに確認したところ、

「セキュリティポリシーにより、Slack AI機能は全社で無効化されています」

とのこと。

  • 全社員にはAIツール(Gemini)が配布されている
  • でもSlackのAI機能は使えない
  • 理由は情報漏洩リスクとポリシー

なぜ禁止?調べたら納得の理由があった

気になって調べてみたところ、2024年8月にSlack AIでプロンプトインジェクション脆弱性が報告されていました。

  • Slackメッセージに仕込んだ指示でAIを操作できる
  • 要約内容を改ざんできる
  • 機密情報を抽出される可能性

情シスの判断は正しかった。

AI活用を推進しつつ、リスクのある機能は慎重に制限する。
これが大企業の現実的な対応なのかもしれません。

だからこそ、安全な範囲で工夫する

  • Slack AI機能:リスクがあるので使えない
  • 手動でログをコピー→外部AIに投げる:ログの扱いは自己責任で制御可能

完全に安全とは言えませんが、少なくとも「知らないうちにAIが勝手に動く」リスクは避けられます。

課題:情報過多になると追えなくなる

突然こうなる時があります

  • チャンネルが数時間で100メッセージ以上
  • スレッドが枝分かれし、論点が交錯
  • 「何が決まって何が保留か」が不明

急いで調整しないと!!という局面だけ、AI要約が必要になります。

実際の活用方法(超シンプル)

手順

  1. 議論が膨らんだ時だけ、関連Slackログを抽出
  2. AIに丸投げして以下の観点で要約依頼
    • 決定事項
    • 懸念点・リスク
    • 技術的論点
    • 次アクション

特徴

  • 毎日やらない(忙しい時だけ)
  • 自動化なし(手動・スポット利用)
  • あくまで状況把握のショートカット

スポットAI要約が役立つ理由

PM/PMOに特に効果的:

  • 議論の要点が30秒でわかる
  • 大量のログでも突破口ができる
  • 会議準備・報告が早くなる
  • 横断的に動く際の情報過多対策

使っているプロンプト

以下のSlackログを読み、PM/PMO視点で要点をまとめてください。

決定事項
懸念点・リスク
技術的論点
次アクション
※ 不要な雑談や周辺情報は無視してください。

そのあと気になる点を確認していく。

限界と注意点

  • AI要約は読み間違えることもある
  • 毎日の定常運用には向かない
  • 原文確認も必要
  • 大事な判断は人間がやる
    AIは「全部読む前の入口」を作るだけで、判断を代替するものではありません。

まとめ:理想と現実のギャップを埋める、地に足ついたAI活用

本記事で紹介した内容をまとめます。

環境

  • 全社員にAIツール(Gemini)配布
  • Slack AI機能はセキュリティポリシーで無効化
  • 自動化エージェントは使えない

やったこと

  • 月数回の「情報過多」時だけ、手動でログをAIに要約依頼
  • 毎日やらない、自動化しない
  • あくまで状況把握のショートカット

結果

  • 忙しい日でも30秒で議論の要点を把握
  • 会議準備・報告が格段に早くなった
  • Slack情報過多の突破口として機能

この方法が向いている人

  • PM/PMOなど横断的に動く役割
  • 複数プロジェクトを抱えている
  • Slack AI機能が使えない環境
  • 「AI推進」と言われても何をすればいいかわからない

「完璧な自動化」を目指すのではなく、「今できる範囲で最大限の効果」を狙う。

制約があるからこそ、誰でも真似できるシンプルな方法になりました。

同じように「理想と現実のギャップ」に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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