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sikulixを使ってみた

Last updated at Posted at 2018-08-15

sikulixを使ってみた

SikuliXとは

画像認識を利用した、GUI操作自動化ツールです。開発環境であるIDEも付属しています。

検証環境

  • windows 8.1 Enterprise
  • Sikuli 1.1.2
  • JRE 1.8.0_151

SikuliXのインストール

1. JREのインストール

SikuliXを利用するためには、JREが必要なので事前にインストールしておいてください。

2. SikuliX 1.1.2のダウンロード

公式サイトにアクセスし、sikulixsetup-1.1.2.jarをダウンロードします。

sikulixsetup.PNG

3. SikuliXのインストールフォルダの作成

ローカルに任意のインストールフォルダを作成します。

※ コマンドはpowershellベースです。

  $ pwd
  C:\User
  $ mkdir sikulix_1.1.2
  $ cd sikulix_1.1.2
  $ pwd
  C:\User\sikulix_1.1.2

作成したフォルダに、手順2でダウンロードをしたjarファイルを配置します。

4. SikuliXのインストール

手順3で配置した、jarファイルをダブルクリックします。以下の画面が出現するのではいを選択します。

sikulisetup1.PNG

インストールオプションを選択し、Setup Nowをクリックします。基本は、1-Pack1で利用する言語(PythonまたはRuby)を選択しておけば問題ありません。

sikulisetup2.PNG

以下の画面が表示されたら、はいをクリックします。

sikulix3.PNG

以下の画面でも、はいをクリックします。

sikulisetup4.PNG

インストールの終了を待ちます。

sikulix5.PNG

以下の画面が出たら、インストール完了です。

sikuli6.PNG

5. 動作確認

インストールフォルダに作成されたファイルを確認します。runsikulix.cmdを実行します

  $ pwd
  C:\User\sikulix_1.1.2
  $ ls


    ディレクトリ: C:\Users\sikulix_1.1.2


  Mode                LastWriteTime         Length Name
  ----                -------------         ------ ----
  -a----       2018/08/15     17:20           2413 runsikulix.cmd
  -a----       2018/08/15     17:22           7831 SikuliX-1.1.2-SetupLog.txt
  -a----       2018/08/15     17:20       56759043 sikulix.jar
  -a----       2018/08/15     15:10        7853022 sikulixsetup-1.1.2.jar


  $

以下のIDEが起動すれば、動作確認終了です。

runsilix.PNG

SikuliXでIEを操作して、qiitaでいいねとストックを押してみた。

今回は、Sikulixを利用してqiitaでいいねとストックを押す動作を自動化してみました。デモに用いる記事は、私が過去に投稿したGo言語のインストール方法 Windows10環境を宣伝を兼ねて使います笑

1. IDEを起動し、[ファイル] > [新規作成]で新しいスクリプトファイルを作成します。

2. スクリプトを記述します。

  # winキー + rキー
  type("r", Key.WIN)

  # IEの起動
  paste("C:\\Program Files\\Internet Explorer\\iexplore.exe")
  sleep 1
  type("\n")

  # IEが起動して、Googleのロゴが表示されるまで待つ
  wait("1534322999272.png", 30)

  # アドレスバーにフォーカス
  type("e", Key.CTRL)
  sleep 1

  # URLを書き換え、アクセス
  type("a", Key.CTRL)
  sleep 1
  paste("https:\/\/qiita.com\/onionsoldier06\/items\/dfd5297fa32e17c457c0")
  sleep 1
  type("\n")

  # ページにアクセスして、ユーザ名が表示されるまで待つ
  wait("1534323439312.png", 30)
  sleep 1

  # いいねのクリック
  click("1534323475276.png")
  sleep 1

  # ストックのクリック
  click("1534323498331.png")
  sleep 1

IDEは以下のように表示されます。

画像たち.PNG

Tips

画像をファイル名で指定することも出来ますが、IDEの左側にある以下の部分をクリックすると、画面キャプチャで画像をプログラムに認識させることが可能です。(詳しくは実際に使ってみてください。)

wait.PNG

3. スクリプトの実行

IDEの上にある、実行ボタンをクリックします。私の環境では無事動作しました。

※環境によっては、微調整が必要かもしれません。

所感

簡単で直感的な記述でGUI操作が自動化できるので、とても便利であった。画像認識の精度やクリック位置などを微調整でき、RubyやPythonの文法がつかえるので、いろいろなことが実現可能である。

参考

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