#最初に
ある現場に優秀なチームリーダーがいました。
そのリーダーのチームはいつも素晴らしいパフォーマンスを上げていました。
しかし、ある日、そのリーダーがメンバーの一人に言いました。
「来月から育休休暇を一年取得する。お前が次のチームリーダーだ、頼むぞ。」
こんな感じで、プログラマーとしてバリバリやってきた人も、急にチームリーダーを
任されることもあるんじゃないでしょうか?ないでしょうか?
新人プログラマーのひとはこちらをどうぞ。
新人プログラマーが意識すべき5つのこと
若手プログラマーのひとはこちらをどうぞ。
若手プログラマーが意識すべき5つのこと
#リーダーが意識すべきこと
急にリーダーになった場合、どうすればいいのかわからないと思うが、以下のことを意識すること。
###1.チームメンバーの管理
チームリーダーはメンバーの状況を常に把握する必要がある。
メンバーの進捗管理は当然として、技術レベル、現在の作業内容、タスク一覧、課題一覧等も把握しておく。
###2.チーム内の問題管理
メンバーの進捗管理をして、技術的フォローを行っていたとしても、チーム内では数々の問題が発生する。
進捗の遅れ、技術的困難、勤怠、人間関係など、問題が発生した場合はできるだけ早く把握し、対応する。
発生した問題が解決できない場合は、プロジェクトマネージャーや上司に打ち上げる。
(解決した場合も報告は上げておく)
###3.チーム外との調整
いちメンバーとして作業していた場合はあまり気にする必要はなかったかもしれないが、チームリーダーは顧客や他チーム(他機能、他システム)との調整が必要になる。
他機能との結合やら、他システムとのデータ連携(フォーマット、連携テスト日程)など調整が必要な項目が多々あり、できるだけ早めに調整しておく必要がある。
またリーダーであればシステムの全体像を把握しておく必要がある。
###4.自分の作業
現場によってはリーダーになっても、メンバーと同じように1人月分の開発作業があったりする。自分の作業がおろそかにならないようにする必要がある。
###5.技術レベルの向上
メンバーを技術的にフォローしたり、様々な作業をこなしつつ開発するためには常に
自分の技術レベルを向上させていく必要がある。
#最後に
チームリーダーでも次の問題解決のプロセスは役立つとおもいますので覚えておきましょう。
プロジェクトとは「コスト」と「納期」と「品質」から成り立ちます。
問題が起きた場合は、そのいずれかを犠牲にするのが一般的です。
コスト → メンバー増員
納期 → リリース日延期
品質 → 機能削減(品質自体を落とすのはNGですよ!)
私はこれだけ覚えて「プロジェクトマネージャ(情報処理技術者試験)」を一発合格しました。