背景

Android Studioのビルド時間を少し改善出来たので、メモ書き。

確認環境

仕事だとあまりtoolやpluginのアップデートを積極的に行えなかったりする(のに甘えて)ものでそんなにAndroid Plugin DSL Referenceを見ていなかったのですが、DexOptionsを見たらこんなのが用意されてました。

要するに時間の掛かるdex compileを別プロセスで実行することでgreatな感じにパフォーマンスが良くなる、ってことと理解しました。まだ試験段階ってことらしいですが、今回はこちらを試してみました。

dexInProcessを有効にしてあります。ビルドしているとXmx8192mに設定しなさいって怒られたので、gradle.propertiesの設定も合わせて設定してます。

{module}/build.gradle

dexOptions {
    javaMaxHeapSize "2g"
    dexInProcess true
}

{project_root}/build.gradle

dependencies {
    classpath 'com.android.tools.build:gradle:2.1.2'
}

gradle.properties

org.gradle.jvmargs=-Xmx8192m -XX:MaxPermSize=512m -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -Dfile.encoding=UTF-8

普段開発してるときに一番使ってるであろうflavorのdebug assembleで試しました。
1回目は少し時間かかるので、何回か実行してみて慣らしが効いた状態での効果を確認しました。

実行コマンド

gradlew clean assemble{Flavor}Debug

ビルドした結果今まで1分は確実に掛かっていたビルドが40秒程度まで早くなりました。
この辺りはjavaMaxHeapSizeやmaxProcessCountとか、そもそものPCスペックも影響すると思うので、探り探りで環境に合った設定をしてあげる必要がありそうです。