はじめに
業務でよく使う用語についてまとめました。
用語集
用語 | 説明 |
---|---|
プロジェクト | QGIS上での作業全体を保存したファイルのことです。地図の表示設定、読み込んだデータ、レイアウト、プラグインの状態などが含まれており、拡張子は.qgzです。 |
レイヤ | 地図上に表示される、情報ごとの「層」のことです。例えば、「道路」「建物」「河川」といった種類ごとにレイヤを分けることで、地図上の情報を整理しやすくなります。 |
ベクタデータ | 点、線、面といったジオメトリ(図形情報)で構成されるデータ形式です。GISの基本的なデータ形式で、地図上の位置や形を正確に表現できます。 |
ラスタデータ | ピクセル(画素)の集合で構成されるデータ形式です。写真や衛星画像などがこれにあたります。拡大すると画質が荒くなることがあります。 |
地物(ちぶつ) | レイヤを構成する個々の要素を指します。点、線、面といったジオメトリ(図形情報)と、それに対応する属性(文字や数値の情報)をひとまとまりにしたものです。 |
ジオメトリ | ジオメトリは、地図上の「形」を定義する情報です。QGISの地物(ちぶつ)が持つ図形情報のことで、主に3つの種類があります。 点(Point):特定の場所や位置を示すもので、役場や施設などを表現します。 線(Line):複数の点を結んでできる、道路や河川などを表現します。 面(Polygon):閉じた領域を示すもので、建物や土地の区画などを表現します。 |
属性 | 地物が持つ、文字や数値といった情報のことです。例えば、「建物」の地物であれば、地番や用途、築年数などが属性にあたります。 |
テーブル | 地物の属性情報を一覧で表示した表のことです。スプレッドシートのように行と列で構成されており、各行が「地物」、各列が「属性」に対応します。 |
GeoPackage | QGISで推奨されている、データの保存形式の一つです。一つのファイルの中に、複数のレイヤやテーブル、スタイルなどをまとめて保存できます。 |
おわりに
記事を書くことは勉強にもなりますね。
QGISに興味がある方の一助になれば幸いです。