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Amazon Bedrockが東京リージョンで一般提供開始!

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はじめに

株式会社NTTデータ デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部の@nttd-kashiwabarayです。
9月28日にAmazon Bedrockが一般提供した際に記事を書かせていただきました。その時はまだ東京リージョンでは一般提供が開始されていなかったのですが、本日、東京リージョンでも一般提供が開始されましたので、簡単に記事を書かせていただきます。

Amazon Bedrockが東京リージョンでも一般提供開始

9月28日にAmazon Bedrockが一般提供されました。その時は US East(バージニア北部)とUS West(オレゴン)のみで利用可能で、東京リージョンはまだ一般提供とはなっておりませんでしたが、本日10月3日に東京リージョンでも一般提供が開始となりました。
image.png

Amazon Bedrockの概要

先日の記事でも書かせていただきましたが、Bedrockの概要についても触れておきます。Amazon Bedrockは複数の基盤モデルから用途に最適なものを選択し、APIで利用可能な基盤となります。Amazonが提供するAmazon Titanモデルの他、AI21labsが提供するJurassic-2,Anthropicが提供すco:hrereが提供するCommand & Embed、Stability.aiが提供するStable Diffusionが利用可能なサービスとなります。

特にAnthropicについては、先日Amazonが戦略的提携を結ぶことが発表されました。AnthoropicはOpen AIの元従業員が2021年に設立した会社でAIの安全性を重視しています。Constitutional AIに基づいてモデルを訓練することで安全性を担保しており、入力可能なトークン数は10万超えまで拡張されています。

Amazon TitanモデルはAmazonの20年以上の経験にもとづいて開発されており、Amazon Titan Textはようやくやテキスト生成など、言語タスクを自動化しています。Amazon Titan Embeddingsは検索やリコメンドの精度を向上します。Sable Diffusionは以下の記事のようにAWS上で開発されている基盤モデルとなります。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/machine-learning/stability-ai-builds-foundation-models-on-amazon-sagemaker/
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/stability-ai-2022-aws-reinvent-video/

なお、Amazon SageMaker JumpStartはAmazon Bedrockで扱っていない基盤モデルも提供しているため、合わせて活用を検討したいサービスとなります。
https://aws.amazon.com/jp/sagemaker/jumpstart/getting-started/?awsf.sagemaker-jumpstart-filter-product-type=product-type%23foundation-model

東京リージョンで選択できるモデル

上記のように、Amazon Bedrockにて提供されるモデルはいくつかあるのですが、本日2023年10月3日時点では、東京リージョンではAmazonの「Titan Embeddings G1 - Text」とAnthoropicの「Claude Instant」のみが利用できる状態となっております。
image.png

AWSマネージメントコンソールから使ってみる

AnthoropicをAWSマネージメントコンソールから使ってみます。利用するにはまずはサブスクライブする必要がありますが、コンソール上からリクエストを送付するだけで、すぐに利用開始となります。

サービスメニューの「Providers」を選択し、「Claud Instant v1.2」を選択します。
image.png

「Actions」から「Open in playground」を選択します。
image.png

以下のようなプロンプト画面がすぐに開きます。
image.png

プロンプトに入力することで利用可能です。セットアップ不要ですぐに利用が開始できます。
image.png

Amazon Bedrockの料金体系

先日の記事で2023年9月28日時点でのAmazon Bedrockの料金体系について紹介させていただきました。改めて料金体系について確認を実施しましたが、2023年10月3日時点では、リージョン単位で料金の設定がされていないようでした。今のところはリージョンに関係なく同一料金で利用できるようです。

参考URL:https://aws.amazon.com/jp/bedrock/pricing/

まとめ

先日、Amazon Bedrockの一般提供開始の記事を記載させていただきましたが、その際には東京リージョンがまだ一般提供されておりませんでしたが、まさか5日後に東京リージョンも一般提供になるとは・・・。今後は活用できるモデルが早期に増えていくことを願いつつ、次の発表を待ちたいと思います。

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