はじめに
Orgモードのテーブルは記述しやすいので頻繁に利用しています.
このOrgモードで記述したテーブルをMarkdown形式のテーブルに変換できることを知ったので, 情報をまとめようと思います.
orgtbl-mode
テーブルの変換を行うにはorgtbl-modeというマイナーモードを使用します.
メジャーモードがOrgモード以外のバッファでM-x orgtbl-mode
を実行します.
orgtbl-to-gfm
実際に変換を行うためにはorgtbl-to-gfmという関数を定義する必要があります.
この関数はGistで公開されているので, Emacsの設定ファイル(init.elなど)にコピペしておきます.
使用例
使用例を以下に示します.
「sample」はテーブル名なので, 適宜変更を行ってください.
#+ORGTBL: SEND sample orgtbl-to-gfm
の次の行から -->
の前の行までが, Orgモードで作成したテーブルです.
<!---
#+ORGTBL: SEND sample orgtbl-to-gfm
| Column 1 | Column 2 |
|----------+----------|
| Apple | 100 |
| Orange | 200 |
-->
<!-- BEGIN RECEIVE ORGTBL sample -->
<!-- END RECEIVE ORGTBL sample -->
#+ORGTBL: SEND sample orgtbl-to-gfm
の行から -->
の前の行の間でC-c C-c
を入力することで,
<!-- BEGIN RECEIVE ORGTBL sample -->
から <!-- END RECEIVE ORGTBL sample -->
の間にMarkdown形式のテーブルが出力されます.
出力例を下に示します.
<!---
#+ORGTBL: SEND sample orgtbl-to-gfm
| Column 1 | Column 2 |
|----------+----------|
| Apple | 100 |
| Orange | 200 |
-->
<!-- BEGIN RECEIVE ORGTBL sample -->
| Column 1 | Column 2 |
|---|--:|
| Apple | 100 |
| Orange | 200 |
<!-- END RECEIVE ORGTBL sample -->
おわりに
Orgモードでさくっとテーブルを作成, その後変換ということが手軽に行えるので, Markdown形式のテーブルが素早く書けるようになりました.
Orgモードは奥が深いので, 少しずつ使いこなしていきたいです.