GoogleChromeがUAを廃止するらしい
- Intent to Deprecate and Freeze: The User-Agent string - Googleグループ
- ユーザーエージェント(UA)文字列は時代遅れ? ~「Google Chrome」で凍結・非推奨に - 窓の杜
- GoogleはChromeでユーザーエージェント文字列を段階的に廃止する方針 - GIGAZINE
#実際にUAからバージョン情報などを消して試してみた。
User-Agent SwitcherなどのUA偽装機能を使って既存の判定スクリプトと勘案してなるべく情報を削ってみる
##環境は以下の通り
- Windows10 Pro 1909 (Build 18363.592) 64Bit
- GoogleChrome 79.0.3945.130 (Stable) 2020/01/23現在
User-Agent
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; x64) AppleWebKit/Blink Chrome/Stable
##各種サイトの表示に相違がないか確かめる
- ポイント: 偽装前後で表示が大きく変化するか
サイト名(URL) | UA偽装で表示できたか | 備考 |
---|---|---|
Google検索 (www.google.com) | NG | 旧バージョンで表示される |
Yahoo!検索 (www.yahoo.co.jp) | NG | 簡易表示となる |
Twitter (twitter.com) | NG | モバイル版にリダイレクトする |
阿部寛のHP (abehiroshi.la.coocan.jp) | OK | |
2ちゃんねる (2ch.sc) | OK | 元祖 |
Gigazine (gigazine.net) | OK | |
週刊アスキー (weekly.ascii.jp) | OK |
#まとめ
検索サイトを中心としたUAでサービスを切り替えるところは軒並みエラーとなって非対応ブラウザと同じ処理をしているっぽい。また、Google各サービスはほぼ問題なく利用できた。
User-Agentの代替としてUA-CH (User-Agent Client Hints)というAPIが策定中でこれが実装されたなら結果は違うのだろう。
2020年中にはUA文字列が有名無実となるので、それまでには対策がされているのだろうか