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AWS System Manager DistributorでNew Relic Infrastructure Agentをインストールする

Last updated at Posted at 2023-08-21

概要

2023年4月のアップデートでAWS System Manager Distributorを利用してNew Relic Infrastructure Agentを簡単に導入できるようになりました!!

このアップデートの詳細はこちら。
New Relic アップデート(2023年4月)
New Relic アップデート

AWS Auto Scaling グループへのAgentのインストール・更新を実際に試してみます!!

インストール手順

1. New Relic APIキーを発行する

New Relic Infrastructure AgentがNew Relicにデータを送る際に使用する、New RelicのAPIキーをNew Relicの管理画面で発行します。この先の手順で発行したAPIキーをAWS System Manager Distributorに設定することになります。

New Relic APIキー 管理画面にアクセスし、右上の「Create a key」をクリックして、Ingest Licenseキーを作成します。

作成したキー名で検索をかけ(例: AWS System Manager Distributor)、表示されたキーの右端 「・・・」から「Copy Key」をクリックしてキーの情報を控えておきます。

2. AWS System Manager Distributorの設定を行う

AWS System Manager コンソールにアクセスします。左端ナビゲーションペインで、「ディストリビューター」を選択、「サードパーティー」を選択し、「New-Relic-infrastructure-monitoring-agent」を選択します。
image.png

New-Relic-infrastructure-monitoring-agentのインストールモードを指定します。
今回は、AWS Auto Scaling GroupのEC2インスタンス(Amazon Linux2023)が作成されたタイミングで自動インストールするため、「スケジュールへのインストール」を選択します。
image.png

実行ジョブに任意の名前を入力します。
例: Install-New-Relic-Infrastructure-Monitoring-Agent
image.png

コマンドドキュメントはデフォルトの設定で進めます。
image.png

コマンドのパラメーターのAdditional Argumentsの"YOUR_NEWRELIC_LICENSE_KEY"の箇所にNew RelicのAPIキーを入力します。
image.png

インストールするターゲットの条件を指定します。今回はAuto Scaling グループで起動するEC2インスタンスに指定のタグ(NewRelicInfraAgent: enable)が付与されている場合にインストールする形で設定します。
image.png

Auto Scaling グループのEC2インスタンスが起動したら動的に検知してNew Relic Infrastructure Agentをインストールするため、今回は「スケジュールなし」を選択します。
image.png

今回はその他の設定については設定なしで進め、「実行」をクリックします。
image.png

3. インストールの確認

Auto Scaling グループで指定のタグ(NewRelicInfraAgent: enable)を設定して、
image.png

Auto Scaling グループのEC2インスタンスを起動します。
image.png

指定のタグ(NewRelicInfraAgent: enable)が付与されたEC2インスタンスが起動します。
image.png

New Relic Infrastructure 管理画面にアクセスして、データが届いていることを確認します。
image.png

更新手順

New Relic Infrastructure Agentのバージョンを更新する手順も確認します。

先程のインストールの設定でAuto Scalingグループで新規のEC2インスタンスが起動する度に、
その時最新のAgentがインストールされますが、Auto Scalingグループ内で固定で起動しているEC2インスタンスのAgentをアップデートしたい時にこの手順が利用できます。

※更新前バージョン
image.png

1. 対象EC2インスタンスに特定タグをつける

対象EC2インスタンスにAWS System Manager DistributorがAgentのアップデート対象と判断するタグを付与します。例ではNewRelicInfraAgentUpdate:enableのタグを付与します。
image.png

2. ステートマネージャーの設定

左端ナビゲーションペインで、「ステートマネージャー」を選択、「関連付けの作成」を選択します。
image.png

実行ジョブに任意の名前を入力します。
例: Update-New-Relic-Infrastructure-Monitoring-Agent
image.png

今回、Amazon Linux2023のEC2インスタンスのyumコマンドでNew Relic Infrastructure Agentのアップデートを実行するため、「AWS-RunShellScript」を選択します。
image.png

実行するコマンドを「Commands」に入力します。
yum updateでNew Relic Infrastructure Agentをアップデートします。

yum update newrelic-infra -y

image.png

EC2インスタンスに指定のタグ(NewRelicInfraAgentUpdate: enable)が付与されている場合に
Agentをアップデートする形で設定します。
image.png

関連付けを1回実行するため「スケジュールなし」にします。
image.png

今回はその他の設定については設定なしで進め、「実行」をクリックします。

3. アップデート結果の確認

New Relic Infrastructure 管理画面で、Agentのバージョンが上がっていることを確認します。

投稿日時点で最新のバージョンv1.45.0に上がっていることが確認とれました。
image.png

まとめ

AWS System Manager Distributorを利用することで数クリックでAWSのEC2インスタンスにNew Relic Infrastructure Agentをインストールでき、New RelicでInfraStructureの観測を開始できることを紹介させていただきました。
また、Agentのアップデートも数クリックで簡単に実行できます。是非、お試し下さい!!

このアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2023年4月)

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