New Relic Autopilot(旧SRE Agent)を利用したアラートの自動原因分析・Slack通知連携が非常に注目を集めています!!
GUIから設定するだけでもすぐにAIOpsの第一歩を踏み出せる素晴らしい機能ですが、運用管理のプラクティスを考慮すると「Terraformを使ってコード(IaC)として管理したい」 というニーズも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、上記の記事で紹介されている「New Relic Autopilot (旧SRE Agent) + Workflow Automation + Slack連携」の仕組みをTerraformで一括設定するためのサンプルコードと、設定の流れをご紹介します!

サンプルリポジトリ
今回解説に使用するTerraformのサンプルコードは、以下のリポジトリで公開しています。手元で動かしながら確認したい方はぜひクローンしてご利用ください。
構築するリソースの概要
- New Relic Alerts: 異常を検知してアラートを発報
- Workflow: アラートをトリガーに、通知先(Destination)への連携処理を起動
- Destination (Workflow Automation): New Relic Autopilotによる自動原因分析を実行し、Slackへ分析結果と改善案を通知
事前準備
Slack Appの設定
ワークスペースでSlack Appを作成し、chat:write スコープを付与します。
インストール後に発行される Bot OAuth Token(xoxb-から始まる文字列)を控えておきます。
New RelicのUser API Key
Terraformプロバイダでの認証用、およびDestination設定用として User API Key が必要です。
※事前準備についてはこちらのリンク先記事が参考になります。
Terraformでの設定の流れ
それでは、リポジトリのサンプルコードを参照しながら、主要なTerraformリソースの設定手順を解説します。
- 変数とプロバイダの設定
まずは variables.tf と providers.tf で、New Relicプロバイダの初期化と必要な変数を定義します。セキュリティの観点から、APIキーやSlackトークンはハードコードせず、実行時に環境変数(TF_VAR_newrelic_account_id など)から読み込ませることを推奨します。 - Destination(宛先)の作成
GUI手順の「Alert で Destination の作成」に該当する部分です。
SlackのチャンネルやWorkflow Automationとの連携先を定義するために、newrelic_notification_destination リソースを使用します。
サンプルリポジトリでは、Slackの認証情報(Bot Token)をセキュアに保持する設定が含まれています。 - Workflowの作成と紐付け
GUI手順の「Alert の Workflow(ワークフロー)への紐付け」に該当する部分です。
newrelic_workflow リソースを利用して、特定の条件(例えば特定のアラートポリシーなど)を満たした際に、ステップ2で作成したDestinationへ通知をルーティングするよう定義します。
ここで、「New Relic Autopilot(旧SRE Agent)を利用する」という定義や、どのようなメッセージフォーマットでSlackに送信するか(Enrichmentの設定)をコード化しておくことで、設定ミスを防ぎ再現性を高めることができます。
実行手順
コードの準備が整ったら、以下のコマンドで一気にデプロイを実行します。
# プラグインの初期化
terraform init
# 変更内容の確認
terraform plan
# リソースの作成
terraform apply
適用完了後、New Relicの画面から Alerts & AI -> Workflows および Destinations を開き、GUIで設定した時と同じようにリソースが作成されているか確認してください。テストアラートを発報させ、指定したSlackチャンネルにNew Relic Autopilotの分析結果が届けば成功です!
終わりに
今回紹介したサンプルコードを活用することで、New Relic Autopilotを利用したAIOps基盤を簡単に複数環境へ展開できるようになります。
New Relic Autopilotによるアラート対応プロセスの自動化・高度化をぜひ進めてみてください。エンジニアがインシデントの一次切り分けに疲弊せず、より本質的な業務に集中できる環境を作っていきましょう!
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