【Kotlin】Kotlin 基本文法

はじめに

Kotlinはシンプルかつ安全性を重視したモダンなプログラミング言語です。
本記事では「Kotlinの基本文法」として、以下を整理します：

• 変数と定数
• 型推論
• 文字列テンプレート
• 式と文
• 範囲と条件式
• when式

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1. 変数と定数

Kotlinの変数宣言には val と var を使います。

• val → 再代入できない（定数に近い）
• var → 再代入可能な変数

val name = "Anna"   // 定数（immutable）
var age = 20        // 変数（mutable）
age = 21            // OK
// name = "Bob"     // ❌ 再代入不可

推奨スタイル：基本は val を使い、必要な場合のみ var を利用。

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2. 型推論

Kotlinは右辺から型を推論してくれるため、明示的に書かなくても良いケースが多いです。

val number = 42        // Int と推論
val pi = 3.14          // Double と推論
val message: String = "Hello"  // 型を明示することも可能

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3. 文字列テンプレート

文字列中に変数や式を埋め込めます。

val user = "Anna"
val age = 21

println("名前: $user, 年齢: $age") 
println("来年の年齢: ${age + 1}")

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4. 式と文

• 文 (Statement) → 命令を実行するだけ
• 式 (Expression) → 値を返す

Kotlinでは if も「式」として使えます。

val score = 85

// 文としての if
if (score >= 60) {
    println("合格")
} else {
    println("不合格")
}

// 式としての if（値を返す）
val result = if (score >= 60) "合格" else "不合格"
println(result)

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5. 範囲（Range）と条件式

Kotlinは範囲を簡単に表現できます。

for (i in 1..5) {
    print("$i ")   // 1 2 3 4 5
}

for (i in 1 until 5) {
    print("$i ")   // 1 2 3 4
}

for (i in 5 downTo 1 step 2) {
    print("$i ")   // 5 3 1
}

条件式として if だけでなく in もよく使われます。

val x = 3
if (x in 1..5) {
    println("範囲内")
}

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6. when式

switch より強力で、値を返す式としても利用可能です。

val day = 3
val weekday = when (day) {
    1 -> "月曜日"
    2 -> "火曜日"
    3 -> "水曜日"
    in 4..5 -> "平日"
    6, 7 -> "週末"
    else -> "不明"
}
println(weekday)  // 水曜日

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まとめ

• 変数と定数: val（immutable）、var（mutable）
• 型推論: 右辺から自動判定
• 文字列テンプレート: $変数 / ${式} で埋め込み
• 式と文: Kotlinはifやwhenも式として使える
• 範囲: 1..5, until, downTo, step
• when式: switch より柔軟でパターンマッチング風に利用可能