【画像生成AI】プロンプト指示書は「Markdown」と「YAML」どっちがいいの?結論と使い分け解説
最近、ChatGPTやMidjourneyを使って画像を生成する機会が増えていますよね。
その際、AIへの指示(プロンプト)をファイルやメモに残すとき、「Markdown記法で書くべきか?」「YAML形式で構造化すべきか?」と迷ったことはありませんか?
今回は、この「AIへの指示フォーマット論争」について、用途別の結論と、実務で使えるベストプラクティスをまとめました。
結論:用途次第だが、「プロンプト」としてはMarkdownが強い
いきなり結論から入ります。
- プロンプトとしてAIに投げるなら 👉 Markdown がおすすめ
- システムでパラメータ管理するなら 👉 YAML がおすすめ
なぜそうなるのか、サマリを見てみましょう。
| 観点 | Markdown | YAML |
|---|---|---|
| 人間が読む・修正する | ◎ とても良い | ◯ 良い |
| 構造化・再利用 | ◯ そこそこ | ◎ 非常に良い |
| AIの理解しやすさ | ◎ 自然 | ◎ 理解はする |
| プロンプト向き | ◎ 最適 | △ やや設計寄り |
| システム連携 | △ | ◎ 最適 |
📝 Markdownが向いているケース(推奨)
「とりあえず良い画像を作りたい」「試行錯誤したい」という場合はMarkdown一択です。
向いている用途
- Midjourney / DALL·E / Stable Diffusion などへのプロンプト生成
- 人間が読んで微調整・改善する
- チーム内で共有・レビューする
理由
LLM(大規模言語モデル)は、文章の流れやコンテキストを理解するのが得意です。Markdownの見出し(#)や箇条書き(-)は、「ここが重要」「これが要素」という意図を自然言語の延長としてAIに伝えやすいため、解釈のブレが少なくなります。
💻 Markdownでのプロンプト例
## キャラクター
* 20代の日本人男性
* カジュアルな服装
* 優しそうな表情
## 背景
* 都会のカフェ
* 昼間、自然光が差し込んでいる
## スタイル
* 写実的 (Photorealistic)
* 高解像度 (8k, high detail)
* 映画のワンシーン風 (Cinematic lighting)
## NG (Negative Prompt)
* イラスト調
* 低解像度、ぼやけ
このように書くと、AIは「##」をカテゴリの区切りとして認識し、それぞれの要素を適切に画像へ反映してくれます。
⚙️ YAMLが向いているケース
「条件を厳密に管理したい」「プログラムで自動処理したい」**という場合はYAMLが輝きます。
向いている用途
- 画像生成の条件をデータとして管理したい
- Pythonなどのプログラムから読み込んでAPIを叩く
- パラメータを固定化・テンプレート化したい
理由
YAMLは「データ」です。構造が厳密であるため、プログラムでのパース(解析)が容易です。「このパラメータをAからBに変えて大量生成する」といった自動化に向いています。
💻 YAMLでの管理例
character:
age: 20s
nationality: Japanese
gender: male
expression: gentle
background:
location: cafe
city: urban
lighting: natural_light
time: daytime
style:
realism: true
resolution: high
mood: cinematic
negative_prompt:
- illustration
- low_resolution
エンジニア視点で見ると、こちらの方が「仕様書」っぽくて安心感がありますよね。
🚀 【実務の裏技】ハイブリッド運用が最強説
もしあなたがシステム開発や本格的な運用をするなら、両方のいいとこ取りをするハイブリッド構成をおすすめします。
「管理はYAML、出力はMarkdown」
-
ソースコード/管理:
config.yamlで厳密にバージョン管理する - 実行時: プログラムやプロンプトエンジニアリングの段階で Markdown(または自然文)に変換してAIに渡す
この構成にすることで、「管理のしやすさ(Diffの見やすさ)」と「AIへの伝わりやすさ」を両立できます。
システムエンジニア的には、以下のように分離するのが美しい設計と言えるでしょう。
- YAML = データベース・バックエンド(正となる情報)
- Markdown = フロントエンド・UI(AIに見せる情報)
🎁 まとめ
- 画像生成プロンプトとして使うなら、迷わず Markdown でOK。
- 条件定義・システム連携・再利用が主目的なら YAML。
- 本格的に運用するなら、YAMLで管理してMarkdownに変換するフローがベスト。
用途に合わせてフォーマットを選定し、快適なAIライフを送りましょう!