表が2つあるExcelシートに対して
- データの読み込み
- データの削除
- データの追記
などをどのように実装できるかを、各アクティビティの挙動を見ながら考えていきます。
今回は、データの削除について。
サンプルとして使うExcelは、次のようなもの。
※表が2つあるときはヘッダ行が1行目にないことも多いので、そのようなケースを想定しています。

前回
方針
最終行数の取得で見たように、VBAコードを利用もしくは「最初/最後のデータ行を検索」アクティビティを使って最終行を取得することができます。
ですので、取得した最終行数を使って、削除する範囲を「B4:F14」のように指定することができます。
Excelデータを削除するアクティビティとしては[シート/範囲/テーブルをクリア]というものがあるので、それを使えば問題なく削除できます。
操作するExcelがxlsまたはxlsxのどちらかで固定の場合、最終行数の代わりにExcelの最大行数を指定しても問題ありません。
それぞれの最大行数は次の通りです。
- xls : 65,536行
- xlsx:1,048,576行
実装
ロジックとしては、データの読み込みの方針2の流れとほぼ変わりません([範囲を読み込み]アクティビティが[シート/範囲/テーブルをクリア]アクティビティに変わっただけ)。

