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ハード その他Advent Calendar 2022

Day 8

スマートウオッチ作る (1) SAM L22ボードの入手・組付け

Last updated at Posted at 2022-12-07

この記事の対象者

  • クラファン入手のL22ボードのプログラムをカスタマイズしてみたい方
  • オリジナルスマートウオッチを作ってみたい方
  • L22の開発をしてみたい方

1.対象ボードの概要

  • 米国クラファンサイトCROWD SUPPLYにて58ドル(8000円程度)で入手可(2022/11時点)のL22搭載基板 >詳細

  • CASIO腕時計 F-91W(1500円程度)の基板をSAM-L22搭載基板に交換
  • 腕時計の7セグメント液晶を使い、ボタン電池で1年駆動、温度センサ付き
  • MicroUSB端子から、別のビルド済ファームや、オリジナルコードが書き込める

2.必要品の入手

L22搭載基板、温度センサー拡張基板、CASIO腕時計 F-91W、#0~#1の+ドライバー、はんだごて(ブザー移植する方のみ。移植しなくても動作〇)、USB micro Bケーブル(ファーム更新する方のみ)

2-1.L22搭載基板の入手

Crouds supply Sensor Watch公式サイト で以下を購入します
・主基板36ドル
・フラットケーブル接続の拡張基板(温度センサ)付 4ドル
・(送料 18ドル)
まず、
View Purchasing Options無題.jpg
をクリックし、円形基板の[Pre-drder]をクリック
Pre-prder.jpg

画面がカートに変わったら、Temperature GPIO Sensor Boardの[Add For $4.00]もクリックし、両方をカートに入れてから、[Enter Destination to Calculate Tax and Shipping]をクリック
Pre-prder3.jpg
次のCalculate Tax and Shipping画面でJapan選択し、郵便番号を入れ[SAVE]、
次の画面で送料18ドル、税金0ドルと計算されるので[Prcoceed toCheckout]

Checkout画面で送り先、カード番号、メールアドレスを入力し[Place Secure Order]をクリック
登録アドレスにConfirmation from Crowd Supplyというメールが届き、
2週間程度でUPS WW EXP SAVER経由クロネコヤマトさんからこんなものが届きます
IMG_20221130_221147_708s.jpg

2-2.CASIO腕時計の入手

Casio F-91WA158Wを購入します。現在も生産されておりAmazonなどで1500円ほどで買えます
偽物をつかむと、移植出来ないとの事なので、あまり怪しい所から買わない方が得策です。

2-3 USB microBケーブル

ファーム更新してみる方だけ必要です。100均などで買えます。
通信タイプを選んで下さい。充電専用・高速充電などと書かれたものは通信線が結線されてないので使えません。

3.組み立て

3-1.腕時計の分解

バンド付きケース、裏ブタ、液晶付き内部フレーム(白)、元基板、CR2016電池、絶縁シート、電池押しバネ に分解します。電池は流用します。

F91分解のコピー.jpg
裏ブタネジ 4か所緩め外し、白い絶縁シートを剥がし(再利用します)、パッキンをはずし、ユニットをケースから取り出したら、内部フレーム(白)からアルミ4か所の爪をはずして、CR2016電池をはずします

3-2.温度センサー基板の取り付け

主基板のコネクタを立てて、センサーボードのフラットケーブルを挿し、コネクタを倒し戻します。
センサーボード組付けのコピー.jpg

3-3.電池押さえバネの移植

元基板にある電池押さえバネを移植します。写真裏側の穴から引っかかりを押すと簡単に取れます。
電池押さえバネ移植のコピー.jpg
なお、基板上部の切り欠き部分がマイクロUSB端子です

3-4.ブザーの移植(任意)

必須ではありませんが、ブザーも移植すると音が出るようになります
(ブザー移植しなくても動作します。音が出ないだけ)
元基板にはんだ付けされてる斜めに突き出た棒をはんだごてで溶かして外し、移植します。
外した部品の爪2つが、L22搭載基板に空けてある穴2か所に穴に合うように合わせてからはんだづけします
ブザー移植のコピーs.jpg

3-4.本体ケースに組付け

内部フレーム(白)の上に、温度センサと電池押さえバネ組付け済の主基板を乗せた上に、CR2016電池のマイナス側を下に置き、アルミパーツを乗せ4か所の爪をはめ、出来上がったユニットを本体ケースに入れ、白い絶縁シートを貼り、裏ブタを閉めて完成。
ブザーを移植した方は、ブザーが直接裏ブタに当たるように気を付けてください。絶縁シートに当たるなどすると鳴らないかもです。

F91の革をかぶったがARM Cortex M0+の誕生です
しばらく置いておくと、「SLEEP」と表示するのが証拠です。
「SLEEP」と表示したままのスリープって、寝てる感少ない気がしますね。
IMG_20221201_104231_753_s.jpg

次回は、動作確認と純正ファームの書き換え方法とプレビルドされたファームを紹介します

関連サイト・参考サイト

CROWD SUPPLY内公式
Github
Githubフォーラム
技術情報
MICROCHIP SAM L
動作デモ ブラウザ上で動作するエミュレータ

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