RaspberryPi3を使う限りにおいては、クロスコンパイルは、ほぼ不要だと思います。
共通点
・EclipseとCDTをインストールする。
・RaspberryPi用のクロスコンパイラをインストールする。
####Eclipseベース(Windows)
WindowsのEclipseでraspberry pi用のクロス開発環境を作成
http://d.hatena.ne.jp/none53/20140813/1407880682
####Eclipseベース(Linux)
Raspberry Piでboostの使えるクロスコンパイル環境を構築
RaspberryPiのクロス開発環境をセットアップする
http://qiita.com/atchy@github/items/fb9df9e5865d8c7f7a72
Raspberry Pi のクロス開発環境構築
http://junkroom2cyberrobotics.blogspot.jp/2013/02/raspberry-pi.html
Raspberry Piカーネルクロスコンパイル環境の構築
http://tomosoft.jp/design/?p=5257
コンパイル済みのライブラリ
Boost C++ libraries for Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?t=8111&p=195468
Libraries only (static + dynamic)
http://www.ojdip.net/raspberry-pi/boost_1_49_0.bin-only.tar.gz
RaspberryPiでのコンパイル作業の頻度が少なければ、クロスコンパイルせずに、直接RaspberryPi上でコンパイルするのが気楽です。RaspberryPiでも、マルチコアなので10年前のPCよりははるかに高性能といっていいでしょう。
最近RaspebbryPi3でのライブラリのビルドをRaspberryPi3の実機でしました。
クロスコンパイルをしなかった理由
- まずは、sudo apt-get install で 目的のライブラリをインストールするための前提条件のライブラリをインストールする必要はある。
例:
OpenCV Required Packages
- クロスコンパイル環境を作ることを考えている暇があったら、RaspberryPi3でさっさとコンパイルするほうが早い。
- 巨大なライブラリをビルドする際でも、USBのハードディスクドライブをUSBマウントがRaspberryPiではすぐにされるので、余計なことを考えずに、さっさとビルドするのがいい。
- RsapberryPiでは標準として用意されているエディタが、使い勝手がほどほどよいので、ストレスを感じることなしに作業できる。
クロスコンパイルが意味を持つ状況
- 組み込み先のデバイスには、コンパイラを含む開発環境が用意できないほど貧弱な環境である場合